米医学最高権威「ラスカー賞」 筑波大・柳沢教授が受賞 睡眠と覚醒を調整する神経伝達物質を発見 番組でも"快眠術"を伝授
“ノーベル賞への登竜門”と言われ、アメリカで最も権威がある医学賞「ラスカー賞」。今年の受賞者に選ばれた筑波大学の柳沢正史教授が会見を開き、喜びを語りました。
筑波大学 柳沢正史教授
「睡眠の基礎研究という領域そのものが、このような形で脚光を浴びることになったということを非常に喜んでいます」
先ほど記者会見を開いた筑波大学の柳沢正史教授。睡眠と覚醒を調整する脳の神経伝達物質「オレキシン」を発見した功績が讃えられ、きのう、アメリカで最も権威がある医学賞、「ラスカー賞」の基礎医学部門に選ばれました。
日中、強い眠気に襲われて、眠り込んでしまう睡眠障害「ナルコレプシー」。柳沢さんは、「居眠り病」とも呼ばれるこの病気に「オレキシン」が関わっていることを発見し、「新たな治療法への道を示した」と評価されました。
睡眠研究の“世界的権威”として名を馳せてきた、柳沢教授。今年6月、『Nスタ』に出演した際は暑い夏を乗り切る“快眠術”を伝授してくれました。
筑波大学 柳沢正史教授(Nスタ6月24日放送)
「肩まで40度程度のお湯に、10分、15分、長めに額が汗ばむぐらい浸かっていただくと深部体温がちょっと上がる。それを眠る1、2時間前ぐらいにすると、そこから深部体温が下がっていくときにぐっすり眠れる」
ノーベル賞への“登竜門”と言われるラスカー賞。今年の臨床医学部門には、「血友病A」の治療薬を開発した中外製薬の服部有宏さん、北沢剛久さん、井川智之さんの3人が選ばれました。
過去には、ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授らも選ばれていて、来月、受賞者が発表されるノーベル賞への期待も高まります。
