ChatGPTのデスクトップアプリにはLibreOfficeの完全版が同梱されている

ChatGPTのデスクトップアプリに、オープンソースのオフィスソフト「LibreOffice」が同梱されていることが分かりました。ライセンス料なしでMicrosoft Office形式のファイルを扱えることから選ばれたのではないかと考えられています。
Codex bundles LibreOffice
https://simonwillison.net/2026/Sep/1/codex-libreoffice/
ChatGPT Desktop App Secretly Bundles 430MB Open-Source Office Suite, Signaling AI Agents' Shift Toward "Self-Contained Toolchains" - BigGo Finance

発端は著名な開発者であるサイモン・ウィリソン氏がChatGPTデスクトップアプリの隠しフォルダを見つけたことでした。このフォルダには1.7GBのデータが入っており、完全なPythonランタイム(440MB)、Node.js(446MB)、PDF処理ツールのPoppler(188MB)、バージョン管理システムのgit(148MB)などが含まれていました。

中でも特徴的だったのが約430MBに及ぶLibreOfficeでした。LibreOfficeはThe Document Foundationが開発しているオープンソースのオフィススイートで、文書作成ソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」、スライド作成ソフト「Impress」などが含まれています。Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointで作成したファイルを読み込むことが可能で、Microsoftへの依存を解消するための移行先としても注目されています。
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同じディレクトリ内にはAIエージェントが参照する「Skill」ファイルが存在し、LibreOfficeなど同梱されたソフトを見つけて使用する方法をChatGPTに指示するようになっているそうです。フリーのソフトを最初から入れておくことは、ライセンス料がかからず外部APIを呼び出す必要もないため、ドキュメントを直接操作する必要があるAIエージェントにとって最も分かりやすい解決策だと指摘されています。
OpenAIでChatGPT Workの製品責任者を務めるタラ・セシャン氏は、AI製品には「チャットボットからエージェントとの協働、そして動き続ける同僚」の3つの段階があると語り、人間は積極的にAIへ指示を出すのではなく方向性を示して成果を評価することを重視するようになるという未来を予想しています。ここで必要となるのが実際のファイルを操作するための「ツール」だと考えられています。
OpenAIはLibreOfficeの統合についてまだ公式に発表しておらず、その具体的な目的を説明する文書も公開されていません。
