山形放送

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東根市の山中で5日、宮城県の男性がロッククライミング中に滑落し、死亡する事故が起きました。事故が起きた現場は、東北でも有数のロッククライミングスポットでした。

この事故は、5日午前8時半ごろ東根市泉郷の黒伏山の山中で、ロッククライミングをしていた仙台市青葉区の会社員・川村聡さん(66)が滑落して死亡したものです。警察の調べによりますと、川村さんは、地上100メートルの高さから滑落したとみられています。
今回事故が発生した「南壁」と呼ばれる黒伏山の岩壁は東北でも有数のロッククライミングスポットとして知られています。

飯沢政人さん「東北では最大級の幅も600メートル、高さも300メートル近い岸壁があるということで、よく海外登山に行く方がトレーニングで使うため県外から愛好家が集まるロッククライミングのスポットになっている」

こう話すのは、50回以上の「南壁」でのクライミング経験がある、東根市在住の登山家・飯沢政人さんです。

飯沢政人さん「やはり初級者向けではなくて、中級以上、それなりに登れる方がやっと足を踏み入れられる場所になっている。私もロッククライミング長く携わっているので、危ない経験もしている。黒伏山でも過去に落石だとか、岩が劣化して剥がれやすくなっているのを目の当たりにしているので、黒伏山に限らず、ヒヤッとする場面はある」

黒伏山では2008年にも登山をしていた男女2人が200メートル滑落し、死亡する事故が起きています。

飯沢さん「100パーセント安全なスポーツではないので、その中でも事前の準備や天候しかり、落石が起きていないか、そういうところをこまめに気にしながら、登っていて少しでも違和感があれば撤退することを常に徹底している」

飯沢さんはロッククライミングのルートになっているところでも、岩肌が劣化し、崩れやすくなっている箇所があるので、注意が必要と指摘しました。