キレのある突破が影を潜めている久保。(C)Getty Images

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 タケ・クボ(久保建英)は、決めるべきだった。あの時間帯に、あのような形で外してはならなかった。無人のゴールを前に、頭でも膝でも、体のどこに当てても枠へ押し込めたはずだった。インサイドで軽く合わせるだけでよかった。彼ほど才能に恵まれた選手なら、キャリアの中で数え切れないほどやってのけてきたように、シンプルに仕留めれば済む場面だった。

 しかし、得意の左足から放たれたボールはクロスバーの上へと消えた。スコアだけでなく、それ以上のものを変え得た絶好の機会が潰えた瞬間だった。

 彼にはゴールが必要だった。自信を取り戻し、今シーズンを好転させ、ペナルティエリア付近でボールを持つたびに試合の空気を一変させていた頃の感覚を取り戻すために。かつてのタケは仕掛け、加速し、局面を打開し、相手に脅威を与えていた。観客席の誰もが「ボールが渡れば何かが起きる」と直感していた。

 だが今、その輝きが失われつつある。ピッチ上の数字やプレー内容だけでなく、スタンドの空気にもその変化は表れている。かつてアノエタとタケを結んでいた絶対的な絆は薄れ、交代時に送られる拍手もかつてのような力強さを欠く。ファンは彼の本来の実力を知っているからこそ、現在の散発的な輝きに物足りなさを募らせている。

 決して優れた選手でなくなったわけではない。ただ、相手にとって止められない存在ではなくなった。タケのようなタイプにとって、自信の揺らぎは致命傷となる。確信を失えばドリブルの仕掛けは遅れ、パスの選択を誤り、シュートを躊躇し、プレーを完結できなくなる。そして今回のように、信じがたいシュートミスを犯す。
 
 スコアレスドローに終わったセルタ戦、スタメンに名を連ねたタケは、右サイドに配置されたものの試合の流れに乗れずにいた。迎えた21分、前線で競り勝ったオスカルソンが走り込むオジャルサバルへパスを送り、そのシュートをGKラドゥが弾いた。こぼれ球がタケのもとへ転がってくる。確かにボールのバウンドは高く、体勢も万全とは言えなかった。だが、合わせるだけでよかったボールを大きく枠外へふかし、スタンドには落胆が広がった。

 その後、30分に相手DFを引きつけてヤンヘル・エレーラへ預け、ミドルシュートの場面を作ったものの、チームを勢いづけるには至らない。後半に入ると、レアル・ソシエダが押し込まれる展開となる中でマタラッツォ監督が61分に最初の交代カードとしてベンチへ下げたのはタケだった。スコアが0-0で勝利が必須の状況下、真っ先にベンチへ下げられるタケの姿など、数年前なら誰が想像できただろうか。まるで特別な違いを作れない、ただの平凡な選手として扱われたに等しい。

 4試合を終えて0ゴール、0アシスト。特別な違いを作るべき存在として、この数字はあまりに寂しい。あの決定機は、自らを取り巻く空気を一変させ、プレッシャーを振り払う千載一遇のチャンスだった。

もちろんフットボールは常に次の機会を与えてくれる。しかし、目の前を通り過ぎる列車はいつまでも待ってはくれない。シーズンはすでに激しく動いている。タケは一刻も早く、ピッチ上で自らの居場所を取り戻さなければならない。残された猶予は決して多くない。

取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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