スパイクを決める高橋藍カメラ(岩田 大補)

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バレーボール▽男子アジア選手権第3日 1次リーグA組 日本3-0バーレーン(6日、北九州市立総合体育館) 

 1次リーグ(L)第2戦が行われ、2連覇を目指す世界ランク6位の日本は、同49位のバーレーンを3-0で破り、開幕2連勝を飾った。優勝チームに2028年ロサンゼルス五輪の出場権が与えられる大一番で、エースの高橋藍(25)=ルブリン=が第1セットから武器のサービスエースで主導権を握り、両チーム最多の19得点で勢いづけた。8日に1次L最終戦で同44位のオーストラリアと対戦する。

 日本の本領発揮だ。2-0で迎えた第3S、24-23のマッチポイントで勝利を託されたのが、エースの藍だ。レフトから気持ちを込めてスパイクを打ち切った。ストレート勝ちに導き「3-0で終わらせることだけを考えていた」。強打の反動で体勢を崩し、セッター深津に起こされながらも「ヨッシャー!」と絶叫した。

 第1Sからエンジン全開だった。1次Lは日本が近年、対戦が減った世界ランク下位の未知の相手。初戦のオマーン戦は、後手に回った第3Sを20-25で取りこぼした。藍は「攻めないと」と猛省してこの日に臨んだ。3-2から2連続サービスエース、そしてバックアタック。深津も「引っ張ってやるという感情が見えた」と信頼した。

 ロス五輪切符を懸けた大勝負へ、藍が磨いたサーブが光った。昨季、サントリーの主将を務めた大同生命SVリーグでも、緩急で揺さぶるショートサーブを多用。試合状況を見極め、強打との打ち分けを追究してきた。第2Sでは「隙が見えた」と、バーレーンが選手交代などで気を取られた場面を見逃さず。跳ばずに打つ「クイックサーブ」で驚かせた。代表では初めて出したプレー。「意表をついた」と、してやったりの表情だ。

 開幕2連勝で1次L5位から2位に浮上。ロス五輪の団体球技では日本の第1号切符へまた前進。初戦を上回るホームの6639人の大観衆も後押しした。オマーン戦に続き、2戦連続でチーム最多となる19得点。「勝ちにこだわって、大事な1点を取る」と藍。エースが勢いづかせ、頂点に導く。(宮下 京香)

 ◆男子アジア選手権 アジア連盟が主催する国際大会で1975年にオーストラリア・メルボルンで開催。日本は前回23年大会を含む過去最多10度の優勝。今大会は12チームが出場し、1次リーグは4チームずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。成績上位8チームが決勝トーナメントに進み、上位3チームが27年W杯、優勝チームに28年ロス五輪の出場権が与えられる。