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 ◇ア・リーグ ブルージェイズ4-3ロイヤルズ(2026年9月5日 カンザスシティー)

 ドジャース・大谷がエンゼルス時代に渇望していた「ひりひりした9月」の戦い。ブルージェイズ・岡本はメジャー1年目でその緊張感を存分に味わっている。今季チーム143試合目で自身初の4安打。決勝打を含む2本の適時打で2打点を挙げ、4連勝に導いた。

 「追い込まれた中でもついていけた。(相手先発は)前回対戦して抑えられていたので、今日は打ちたいなと思っていた」。8月25日以来の再戦となった相手先発ルーゴから、初回2死一塁でスライダーを左翼線二塁打。3回にも左翼線適時二塁打を放った。

 まだ終わらない。6回の中前打を挟み、再び同点に追いつかれて迎えた7回だ。2死一、三塁で通算441セーブを誇るキンブレルのスイーパーを捉え、決勝の適時打を中前へ。「いいところで一本打てたのは良かった」と喜んだ。

 チームは直近8試合で7勝1敗と調子を上げ、4月3日以来となる貯金1。7月28日の時点で最大借金10だったがそこから23勝12敗と盛り返し、ワイルドカード圏内の3位に浮上した。「今のチームの戦いぶりは素晴らしい」とジョン・シュナイダー監督。昨年のワールドシリーズでは大谷、山本らを擁するド軍と大激戦を演じた。その再現を誰もがもくろむ。

 残りは19試合。「毎日刺激がある。初めてのシーズンでこういう負けられない戦いの中で、(力を)出し切って頑張れるように。残りも少ないし、勝つためにやるだけ」。岡本の言葉にも自然と熱がこもった。