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 ◇セ・リーグ 阪神1-4DeNA(2026年9月6日 甲子園)

 【能見篤史 視点】阪神がDeNAに喫したこの2連敗は序盤に先制を許して、中盤に追い上げるも届かないという同じような展開。基本的なことだが先発投手は先制点を与えないこと、そして攻撃陣は早く援護してあげることが重要になる。変ないい方だが、“敗戦パターン”が決まりつつある。

 リリーフ投手は最少失点でつないでいる。石井が5日に左アキレス腱断裂から復帰登板を果たし、より盤石になった。この日は大事を取ったと見られベンチ登録をされなかったが、彼は状態を見ながらジョーカー的に使いたい。後ろから逆算すると9回が工藤、8回が木下なら、7回あたりを任せたいし、相手打線の右左の関係でドリスや岩崎、及川らと6回からの4イニングでも計算できる。

 残り21試合。2位の巨人とは2・5ゲーム差に迫られた。勝ち試合に投げる投手は、もう3連投を解禁せざるをえない時期に入っているし、そういう状況。勝てる試合は絶対に取らないといけない。3連投もやむなしと思うが、石井の加入でさらに層が厚くなり、やり繰りに余裕はできた。6人もいる候補の中から、ベンチも腹をくくって任せられる投手をどんどんと送りだしていける。

 残りのカードは10勝10敗のDeNAと5試合、9勝8敗1分けの広島と7試合。比較的、五分の戦いを強いられている両チームとの対戦が多く、予断は許さない。特にDeNA戦は後手後手となり、先行逃げ切りを得意とするタイガースの野球ができていないのが気になる。序盤3回までが現状の課題ではないか。先発投手が踏ん張って、リードして前半5回を折り返すことができれば、まったく違う展開になると思う。(本紙評論家)