--どんな風にぶつけられるんですか?

千葉:「お前がネタ書いてこいよ」みたいになって。それで実際、僕もネタを書いて持っていくんですが、1ページ目を見ただけで「こんなの面白くない」って突き返されたりして。まぁ、それは僕の台本が本当に面白くなかっただけかもしれませんけど(笑)。 それで、コンビ継続に対する気持ちはキュッとしぼんだ感じはありますよ。

--それで、関さんのピンの仕事が増えても「自由だ」と感じたのかもしれませんね。

千葉:コンビって、一方が舵取りをしてもう一方がそれに乗っかるような関係性も多いんです。関には関で船長としての苦労があったのだと思います。僕は僕で方向性に対して不満があったりしました。だから、関が都市伝説の方に行って僕もピンで活動すると、自分自身での舵取りができるから自由を感じたのです。

--それぞれがピンで活動を始めると、気持ちのズレが起きてくるんじゃないですか?

千葉:そうですね。お互い、別々に思うところはありましたよ。

--関さんがあれだけ売れて、その影響で入ってきたコンビの仕事もありましたか?

千葉:チラホラありましたね。関は、それは気に食わなかったみたいです。「俺の成果なのに」といった話は何度かされました。「お前のおかげで、テレビに出られる。ありがとう!」って感じだったんですが。

◆13年間続いたコンビのあっけない幕切れ

--解散を突きつけられて、関さんはどんな反応でしたか?

千葉:1回目は、ちょっと待ってほしいという感じでしたが、2回目の話し合いでわりとすんなり合意してくれました。

--13年やってきたコンビの解散、虚無感はなかったですか?

千葉:ないですよ。むしろ、自由になった爽快感でした(笑)。

◆元相方の苦労に「解散後に気づいた」

--役割が違うと、なかなか相手の苦労は見えにくいものですよね。

千葉:そうですよ。僕も、ハローバイバイが解散して組んだギンナナというコンビになって、初めて関の大変さがわかりました。

--どういうことでしょうか?

千葉:ギンナナは割合でいうと僕の方が多く台本を書いていたんです。それで煮詰まった時に、相方に対して「のほほんとしやがって」と思っちゃった時がありました。その時に、「あ、関がこんな風に感じたことがあったんだろうな」と思いましたよ。

--立場の違いで見えるものが変わりますね。

千葉:ハローバイバイの時は、僕の方が明るい性格だったんですよ。属性で言うなら、僕が陽で関が陰みたいな。でも、ギンナナでは僕より相方の方が明るくて楽観的だったのもありますよ。