ソフトバンク・栗原陵矢 自身初、パ6年ぶり100打点到達「みんなに感謝」2位西武に連勝でM14導いた
◇パ・リーグ ソフトバンク2-0西武(2026年9月5日 みずほPayPay)
ソフトバンクの栗原陵矢内野手(30)は5日、西武戦でチームの全2打点を叩き出し、パ・リーグでは6年ぶりのシーズン100打点に到達した。初回に先制の中犠飛で王手をかけ、6回に左中間適時二塁打で大台に乗せた。球団では18年の柳田以来8年ぶりで13人目27度目。孫正義オーナー(69)が観戦に訪れた中で快挙を達成した。チームは2位・西武との直接対決に連勝し、優勝マジックを14とした。
二塁まで到達した栗原は珍しく興奮していた。バチン、バチンと手を叩くと、ベンチに向かってガッツポーズした。
「どう打とう、どこに打つとかより、集中力だけは持って。自分がどう打ったか、分かりません」
初回1死一、三塁での中犠飛で今季99打点とし、大台にリーチをかけた。4回1死では中前打でチャンスメーク。そして1-0の6回2死一、三塁で迎えた3打席目だ。カウント2-2からの隅田の外角低めの変化球に体勢を崩しながらも押し込み、左中間へ適時二塁打。8月28日のオリックス戦以来のマルチ打点でシーズン100打点に到達した。
パ・リーグでは6年ぶり、球団では18年の柳田以来8年ぶり13人目27度目の快挙だ。選手会長は「僕だけの力じゃないです。みんなに感謝」とチームメートに頭を下げ、「次は柳田さん(の102打点)を超えていけるように」と新たな目標を定めた。
「悔しいけど、いい打者だからさ」と悔しそうに引き揚げたのが西武・立花義家打撃コーチだ。栗原が1軍初出場した17年にソフトバンクの1軍コーチに復帰し、徹底して鍛えた。「2、3年目の春キャンプだったかな。今、やったら怒られちゃう」と回顧するのが1日1000回の素振りだ。ストライクゾーンを9分割して各100回。残りの100回はボールゾーンを振らせた。1日500回から始めたが「絶対に逃げなかったよ」と同コーチ。100打点目は見逃せばボールの球だった。同コーチは「さすがだよ」と苦笑。栗原は「指導者の方、トレーナーさんの支えがあったから」と感謝した。
現役時代に100打点を3度記録している小久保監督は「今日はまさに4番の活躍でした」と称え、「まだまだ伸ばしてもらいたい」と期待を寄せた。チームは2連勝で2位の西武に7ゲーム差をつけ、優勝マジックを14とした。「僕は4番だと思っていません。前に12球団一の打者(近藤)がいるので」と謙虚に語ったが、本塁打と打点の2冠でリーグ3連覇へ力強くけん引している。(井上 満夫)
<観戦の孫オーナーも「よくやった!」>
○…孫正義オーナーが多忙な中、試合を観戦した。今季100打点に到達した4番・栗原へ「よくやった!」と声をかけたといい、試合後は「凄いですね。大活躍で今日で100打点!」と声を弾ませた。球団買収後、初のリーグ3連覇が近づいており「本当に楽しみですね」と期待を膨らませていた。

