1996年に東京都葛飾区の自宅で上智大4年小林順子さん=当時(21)=が殺害された事件は、9日で未解決のまま30年となった。父賢二さん(80)は殺人罪の公訴時効廃止を求める運動に奔走し、法改正につながった。「事件の解決が先か、自分の命が尽きるのが先か」。高齢となり、将来に不安を抱えながらも「犯人は逃げ切れない」と信じ、情報提供を呼びかけ続けている。画面越しの娘は記憶より大人びて見えた。