能見篤史氏 阪神・石井の強気な攻めは健在 球場の雰囲気を変えられる“ラストピース”
◇セ・リーグ 阪神2-3DeNA(2026年9月5日 甲子園)
【能見篤史 視点】ナイスピッチングでした。阪神・石井が左足のアキレス腱断裂から復帰登板。先頭の牧に四球を与え、エンカーナシオンには中前打されるなど走者を2人出したが、無失点に抑えたのだからナイスピッチングです。
150キロを超える真っすぐを中心にインコースを強気に攻める投球スタイルは健在でした。力で押し込めてファウルを奪えていたし、コースも高さも間違えない制球力は相変わらずさすが。変化球で空振りを奪えていたらというシーンもあったが、すでに負傷前の状態に近づいていると言ってもいいでしょう。
2番の牧から筒香、エンカーナシオン、宮崎…と続くDeNAのもっともキツい打順のため簡単にはいかなかったが、1試合を終えたのでこの日に少し見られた緊張も力みも、もう大丈夫。次回登板はドシッと落ち着いて抑えてくれると思う。
石井をどう起用していくのか、楽しみで仕方がない。工藤、木下、岩崎、ドリス、及川に6人目として加わり、7回からの3イニングがより盤石になる。球場の雰囲気をガラリと変えられるラストピースになる。 (本紙評論家)

