銀メダルを獲得した佐藤駿のフリーの演技(5日)=富永健太郎撮影

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 フィギュアスケート・チャレンジャーシリーズ(CS)木下グループ杯第2日(5日・東京田中貴金属アイスアリーナ)--男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位だったミラノ・コルティナ五輪銅の佐藤駿(エームサービス)が170・21点で、合計255・92点で2位に入った。

 SP1位でシニア国際大会デビュー戦の中田璃士(りお)(MFアカデミー)は5位。アイスダンスのリズムダンスでは、ミラノ五輪で日本の団体銀メダルに貢献した吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が71・50点で4位につけた。

 日本勢で唯一、表彰台に上がったのは佐藤。フリーは5位に甘んじたものの、3位だったSPから一つ順位を上げた。

 「初めて皆さんの前でのお披露目となるので、しっかりと踊れるように頑張っていきたい」と話していたフリー。冒頭は4回転ルッツを予定していたが、2回転に。急きょ、その後の構成を変えて挽回を狙った。「それしか頭になくて、(演技の)プログラムがちょっとおろそかになっていた。そこが課題と思うけど、修正できたのはすごく良かった」と振り返った。

 2月のミラノ・コルティナ五輪で銅メダルを獲得した後、気持ちが燃え尽きていた。「去年は追いかける立場だったので、目標が明確にあった。このシーズンは目標をなかなか立てられずにいた」と明かす。今大会で優勝したウラジスラフ・ジキジ(AIN2=ロシア出身の個人の中立選手)ら国際舞台に復帰したロシア勢などと間近に練習する中で、「自分もやらなきゃというスイッチが入った」。国際大会の今季初戦で2位に入り、確かな実力があることを示した。(帯津智昭)

中田璃士、まさかの4回転トウループ無効に

 中田にとっては、ほろ苦いシニア国際大会デビューとなった。SP1位で臨んだフリーはジャンプでミスがあり、構成を変えて跳んだ4回転トウループが無効に。今季からルールが改正され、フリーでは回転数にかかわらず同じ種類のジャンプは3回までに制限され、このトウループは4回目だった。表彰台を逃した中田は「その時はやってはいけないというのはわからなかった。(ルールを確認して)納得している。悔しい」と唇をかんだ。

アイスダンス転向の紀平梨花が国際大会デビュー

 女子で全日本選手権2度優勝の紀平梨花(鹿島)が、昨年秋に転向したアイスダンスで国際大会デビューを果たした。西山真瑚(オリエンタルバイオ)とカップルを組み、リズムダンスで日本勢3番手の8位につけ、「いつも通り、いい緊張感で落ち着いて楽しく滑れたのはすごくよかった」。翌日のフリーに向け、紀平は「インパクトを残せる演技をしたい」と意気込んだ。