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 アストロズヨルダン・アルバレス外野手(29)が、2012年のミゲル・カブレラ以来となる三冠王へ突き進んでいる。AP通信がその活躍と意外な素顔を紹介した。

 アルバレスは現在、打率.316、94打点でア・リーグトップ。37本塁打もレイズのフニオール・カミネロと並ぶ1位で、三冠王3部門すべてで首位に立つ。さらに長打率.603、OPS1.035、296塁打、96四球など9つの打撃部門でもリーグ1位。29敬遠はメジャー最多で球団記録を更新した。ア・リーグMVPの最有力候補でもある。

 そんな球界屈指の強打者が最も心安らぐ場所は、意外にも打席ではなく家族で使うRV(キャンピングカー)の運転席だという。「誰も僕だと気づかない。それがいい。やりたいことが何でもできて、誰にも邪魔されない」。オフには家族とキャンプ場を巡り、狩りや釣りを楽しむ。今年のフロリダでのキャンプ中にもRVで生活し、練習後に釣った魚を自ら料理して食べた。「自分を大スターだとは思わない。普通の人間として、家族と楽しいことをしたい」と語った。エスパーダ監督は、家族を野球以上に大切にする人生観こそ、重圧のかかる場面でもアルバレスが冷静でいられる理由だと分析する。

 本人は三冠王について「可能性があるのは分かっている。でも自分の仕事をするだけ」と多くを語ろうとしない。昨季は手の骨折と足首の故障で48試合の出場に終わっただけに、今季は「毎日グラウンドに立つ」と誓って臨んでいる。試合後には5歳の息子ジョーダン君がYouTubeで「Yordan Alvarez home run」と検索し、父の本塁打を見るのが日課。「それで息子が幸せになる。それを見ると僕も幸せになる」。歴史的偉業を目前にしても、アルバレスの原点は家族にある。