《騒動当初は“使い回し”否定も》「BreakingDown」出身料理人こめお 初日に余った「700食」の処分方法は不明のまま…保健所が明かした「店側の説明」
8月22日、23日の週末に東京・港区で開催された「麻布十番納涼まつり」で発生した集団食中毒。港区は3日に公式HPで調査結果を公表し、《イベント会場で販売した冷やし蟹ラーメンを原因とするサルモネラ属菌による食中毒と断定した》と報告した。
問題となった「冷やし蟹ラーメン」を販売したのは、格闘技イベント『BreakingDown』で知名度を上げた“闘う料理人”こめお(31)がオーナーシェフを務める日本料理店「割烹こめを」だった。港区の調査報告書によれば、提供方法について《冷やし蟹ラーメンは、区内の飲食店内で調理してイベント会場に持ち込み販売されたものであった》と報告されている。
「まつりの終了後、SNSで『冷やし蟹ラーメン』を食べたという人たちから、発熱、下痢、嘔吐などの体調不良を訴える投稿が相次いでいました。保健所はすぐさま調査に乗り出し、3日時点で公表された食中毒患者は店の従業員を含む78人。すでに退院済みではありますが、このうち3人は入院していました。また、『割烹こめを』には9月3日から9日まで、7日間の営業停止命令処分が下されています」(社会部記者)
港区の調査報告を受けて、こめおも3日にXで《体調を崩された皆様、ご家族の皆様、そして関係者の皆様に、多大なる苦痛とご迷惑、ご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます》と謝罪。
併せて「割烹こめを」名義の声明文も公表し、《今回の事態を重く受け止め、現在、保健所の指導のもと必要な対応を進めております》と報告。その上で、《今後、食材の保管・管理、調理工程、温度管理、スタッフへの衛生教育をはじめとする衛生管理体制を改めて見直し、同様の事態を二度と起こさないよう、再発防止を 徹底してまいります》と誓っていた。
店の代表者として、迅速に謝罪文を発表したこめおだが--。一部Xではラーメンをめぐって、次のように疑問視する声が上がっているのだ。
《初日に余った700食をどうしたのか?とか、まだまだ不明な点が多過ぎだしね》
《前日の700食はどこで処分したの? まさか、使いまわしてないよね?》
《前日の売れ残り700食使ったの? 処分したんならどうやって処分したのか説明はよ》(すべて原文ママ)
というのも、まつりの初日である22日の午後8時すぎ、こめおがXでこう嘆いていたためだ。
《麻布十番祭りが雨で中止になり、700食余ってしまった。明日天気よくなってくれ、、、》
この日は雨天の影響で、まつりは予定より約3時間繰り上げて終了したという。翌日は晴天に恵まれたが、こめおは余った食材の取り扱いや翌日の販売状況については報告していなかった。
いっぽう騒動直後は保健所の調査に全面協力することを宣言し、8月28日には同日時点で確認できた事項をXで報告していた。その際、「前日の商品を翌日に提供したのではないか」という疑惑に対して、《22日に余った商品を、23日の販売に使用した事実はありません》と否定。だが、処分方法など詳細については記されていなかった。
また、調査結果を受けて発表した声明でも、余った食材に関する説明がなかったことから、改めて疑問を抱いたという人がいたようだ。
では、余った700食はどのように処分されたのだろうか? 本誌は4日午前、港区みなと保健所を取材。担当者によれば、イベント当日の販売数は22日が46食、23日が412食だったとのこと。
そして余った700食については、こう説明があった。
「8月26日の17時30分に、店の立ち入り検査を実施しました。そのときに職員が聞き取り調査で、『22日に余った食材をどうしたのか』と聞いています。お店側からは『廃棄しました』という風に説明がありましたが、日数も経っていたので実態は確認できていません」
なお、食中毒患者が50人以上発生した場合には、直ちに厚生労働省に報告する義務があるが、担当者は「常に東京都と厚労省と連携しており、厚労省にも報告しております」と説明。
3日に産経新聞が配信した「体調不良は8月末で116人 東京・麻布十番まつりの食中毒疑い、港区は厚労省に未報告」と題する記事では、厚労省食品監視安全課による「報道を受けて港区に問い合わせたが、正式な報告は来ていない」との説明が紹介されていたが、「事実とは異なる」と明確に否定していた。
