ドローンを操縦する大城さん=7月、川崎市立川崎総合科学高校

 映像制作や測量・点検、災害対策などドローンの活用が広がる中、川崎市立川崎総合科学高校(同市幸区)の定時制で、体系的に学ぶ授業が行われている。今年は初となる操縦士の国家資格を生徒2人が取得した。人が立ち入ることの難しい危険な場所での作業からエンターテインメントまでドローンの需要が高まっており、同校は「身に付けた知識と技術を社会で生かしてほしい」と期待を寄せる。

 PRビデオなど空中からの各種撮影、鉄塔や橋梁(きょうりょう)などインフラの点検、農薬や肥料の散布、山間部や離島への物資輸送、事故や災害時の状況把握や人命救助の支援など、今やドローンは幅広く活用されている。少子高齢化の中、作業の効率化や安全性の向上が見込まれることから、高い操縦技術や安全管理などの専門知識を持つ国家資格保有者の求人需要が高まっている。

 特に求められているのが柔軟で操縦技術の向上が早く、長期の就労も期待できる若年層だ。一方で人材は足りず、民間の講習機関で学ぶためには比較的高額な受講料がかかるなど金銭的な負担が資格取得の壁の一つにあるという。