川岸に泥やがれきが残るネパールのヌワコット郡の川(3日)=AP

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 【カトマンズ=青木佐知子】ネパール中国の国境地帯で起きた土石流で、死者は3日、両国合わせて1280人に達した。

 死者の大半が集中しているネパールでは、身元が判明して遺族に引き渡されたのは防災当局の3日夕時点のまとめで95人にとどまる。当局は各国の支援を受けながら身元の確認を急いでいる。

 ネパール外務省によると、インド中国シンガポール韓国から法医学などの専門家が到着し、DNAの採取や分析を進めている。日本政府も4日、警察庁と警視庁の職員らからなる専門家チームを派遣し、身元確認作業の支援にあたる。

 ネパールの死者は3日夕時点で1259人に上る。遺体は損傷が激しく、身元の確認作業は難航している。警察当局は遺体の特徴を公開して情報提供を呼びかけるとともに、行方不明者の両親や子どもにDNA検査への協力を求めている。

 地元紙カトマンズ・ポストは3日、法医学者の見解として「DNA鑑定には適切なサンプルと情報が必要で、一家で複数人が死亡した場合は特定が困難になるおそれがある」と伝えた。