広島カープの小園海斗内野手

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 広島の小園海斗内野手(26)が8月31日、妻のモデル・渡辺リサ(24)と離婚したことをSNSで報告した。渡辺も同日、SNSで同様の報告を行い、2人を知る関係者からは驚きの声が上がっている。小園については、7月、指定薬物・エトミデート(通称・ゾンビたばこ)を元広島の羽月隆太郎氏に譲渡した容疑で逮捕・起訴された会社役員と肩を組んで写る写真が「SmartFLASH」(週刊誌「FLASH」のウェブ版)に掲載された。が、小園は8月18日に抹消されるまで1軍で試合に出続け、ファンの球団に対する不信感を高めることに。チーム内での立場も微妙になり、逆転でのCS進出を狙う重要な時期にもかかわらず、「1軍復帰待望論」が上がっていない。チーム改革を断行するために今オフにトレードで放出する可能性もあり、昨年のリーディングヒッターは、野球人生の岐路に立たされている。

広島カープの小園海斗内野手

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マツダスタジアムで目撃

 小園と渡辺は21年1月に結婚を発表し、9月に女児が誕生した、当時はお互いに相手については公表していなかったが、22年11月に渡辺が夫は小園だと明かした。広島の元チームメートが振り返る。

「マツダスタジアムで夫の応援をする姿が何度か目撃されていました。昨年12月には、広島市内で開催されたファッションショーに夫婦で出演しています。本当に仲良しの夫婦に見えたので、離婚と聞いて驚きました。ただ、小園が矢野(雅哉・内野手)、田村(俊介・外野手)と共にゾンビたばこの売人だった人物と写っている写真が掲載されて、家族は大変だろうなと感じました。広島は狭い街なのでああいう報道が出ると、外を歩きづらくなるしプライベートの行動に制限が出てしまう。奥さんは広島出身ですが居心地が悪いでしょう。広島の他の選手の妻たちからも、心配する声が出ていました。東京や大阪に住んでいるとイメージしづらいかもしれませんが、逃げ場がない感覚になったのかもしれません」

意味深なInstagram

 小園は昨年に首位打者、最高出塁率の2冠に輝き、今年3月のWBCに侍ジャパンで出場するなど広島の看板選手として順調にステップアップしていたが、今季開幕後は完全に歯車が狂ってしまった。

 春先から打撃の状態が上がらず、2軍降格前まで101試合出場で打率.257、1本塁打、23打点。7月半ばに写真誌の報道が出た後も、掲載された選手のうち、小園だけが1軍で試合に出続けたことで批判の声が高まった。プレー中の姿は普段と変わらないように見えたが、精神的な異変が生じていたのかもしれない。遊撃の守備で送球が安定せず、ミスも目立つように。打撃の状態は上向いていたが、新井貴浩監督は8月18日にファーム降格を決断した。

 そして、その2週間近く後に離婚が発表されることに。渡辺は自身のInstagramで、「この度、小園海斗さんと離婚しました。離婚に至った経緯や理由についてはお話しすることができません。今後は小園さんに関することについても私から発言することは控えさせていただきます。また、子どもたちは私と一緒に生活していきます。ご理解いただき、温かく見守っていただけるとうれしいです」と、意味深な表現でそれを報告している。

 広島を取材するスポーツ紙記者は、「離婚の理由はプライベートな部分なので分かりません」と前置きした上で、「小園に関しては広島の球団フロントが完全に初動を間違えた。ゾンビたばこの一件が大きな反響を呼んだ中、記者会見を開いて身の潔白を主張するべきでした。あやふやなまま試合に出続ければ、批判の矛先は当然向けられる。ファンから1軍復帰待望論が上がっていないのも仕方ありません。来年に向けて編成、現場の体制が変わればトレード要員になる可能性があります」と指摘する。

来季の立ち位置は

 チーム再建に向けて主力を放出するトレード補強を敢行したケースは過去にあった。「血の入れ替え」で定評があったのが、中日、阪神、楽天で監督を務め、すべての球団でリーグ優勝に導いた星野仙一氏だ。86年オフに中日の監督に就任すると、牛島和彦、上川誠二、平沼定晴、桑田茂と1対4の交換トレードでロッテの落合博満を獲得。87年オフは盗塁王獲得の実績を持つ平野謙を放出し、西武から小野和幸を獲得している。中日2次政権の97年オフは大豊泰昭と矢野輝弘を放出し、阪神から関川浩一と久慈照嘉を獲得して翌99年にリーグ優勝を飾った。

「星野さんは勝つことに徹し、主力選手の放出をためらわなかった。結果をきっちり出したからファンの信頼を勝ち取りましたよね。今は監督の権限が強いと言えず、球団フロントが主導でトレードを敢行する時代ですが、ゾンビたばこのイメージを払拭するためにも保守的な広島が主力のテコ入れをできるか。若手の育成だけではチーム強化に限界があります」(スポーツ紙デスク)

 新庄剛志監督の下でチーム再建に成功した日本ハムは清宮幸太郎、万波中正、田宮裕涼、北山亘基ら生え抜き組の活躍だけでなく、トレードや現役ドラフトで獲得した郡司裕也、水谷瞬、吉田賢吾、島本浩也などが大きな戦力になっている。

 他球団の元編成担当は「今の広島でトレード要員として他球団から魅力的に映る選手は少ない。ただ、卓越したミート能力を持つ小園なら話は別です。他球団の主力クラスとのトレードが実現する可能性がある」と分析する。

 受け入れる球団には、それに伴いファンから厳しい声を浴びせられる可能性があるが……。

 広島は今オフ、床田寛樹、坂倉将吾と投打の主軸がFA権を行使し、他球団に流出する可能性がある。来年のリーグ優勝を目指すのは現実的でなく、チームの土台から作り直す必要があるだろう。その中で、小園はどのような立ち位置になるか。

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デイリー新潮編集部