リヨン獲得発表 中村敬斗「日本を代表する存在に」 4年契約 移籍金総額最大で37億円 背番号11
フランス1部リヨンは2日、同2部スタッド・ランスから日本代表MF中村敬斗(26)を獲得したと発表した。30年6月までの4年契約。背番号は11に決まった。「クラブ初の日本人選手であることは自分にとって大きな意味がありますし、最高の形で日本を代表する存在になりたいと思っています」とコメントした。
クラブは移籍金について固定の100万ユーロ(約1億8400万円)に最高で1900万ユーロ(約35億円)のボーナスが追加されると公表した。総額は約37億円近くにもなる。一方、現実的には1100万ユーロ(約20億円)程度になるという報道もある。また、将来的に中村敬が移籍する際、Sランスはリヨンが得る利益の最大12・5%を受け取ることも発表された。
1日に移籍期間は終了し、期間外でも国内クラブ間で移籍が認められる特例の「ジョーカー枠」で加入した。この枠自体に移籍を急ぐ理由はなかったが、2日は中村敬にとって初挑戦となる同日の欧州リーグの登録期限。レキップ紙は「確実に登録できるようにした」と発表を間に合わせた舞台裏を報じた。
昨夏、Sランスは中村敬に事前に売却を約束しながら、2部降格を受けて一転、却下。複数の5大リーグからのオファーも交渉のテーブルにすら乗らない事態となり、中村敬は医師の診断書を提出するほどの心労に苦しんだ。そこから奮起して2部でリーグ戦29試合14得点2アシストと気を吐き、今夏ようやく移籍が実現。3季所属した古巣からは「ありがとうございます敬斗」と感謝の言葉で送り出された。
▽オリンピック・リヨン フランス南東部リヨンを本拠地に1950年に創設された。02年から08年に達成したリーグ7連覇は国内記録。他にフランス杯5回、フランス・リーグ杯1回のタイトルを持つ。昨季はリーグ4位。欧州CLでは09~10年シーズンと19~20年シーズンに4強入り。チームカラーは白、赤、青。ホームは16年に開場したグルパマ・スタジアム(約5万9000人収容)。パウロ・フォンセカ監督。
