雨が少ない影響で、ダムの貯水率が低下している佐世保市で、19年ぶりとなる「減圧給水制限」が始まりました。

南部地区の約4万2000世帯が対象で、市は各家庭での節水を呼びかけています。

水道管につながる「仕切弁」のふたを開け、職員が慎重にバルブを調整します。

佐世保市南部では、3日から水道管の水圧を下げて水の出方を弱める「減圧給水制限」が始まりました。

(佐世保市水道局水道維持課 森 淳課長補佐)

「仕切弁のバルブを10%、開閉度合いを下げて減圧の作業をした」

通常の水圧「100」に対し「90」まで水圧を下げることで、各家庭などに送る水の量を抑えます。

減圧作業は、佐世保市では2007年以来19年ぶり。

市南部の67か所で行われ、約4万2000世帯の8万人が対象です。

(南部地区の住民)

「(水を)ジャーと出さずに、チョロチョロと出す。風呂に入った次の日に、(残り湯を)洗濯水として利用し濯ぎに少しだけ、水道水を使っている」

(南部地区の住民)

「(減圧給水)は当たり前。これだけ雨が降らなければ…」

水不足の背景にあるのは、記録的な雨の少なさです。

8月の佐世保市の降水量は、平年のわずか「4.1%」。

南部地区の主要な水源「下の原ダム」の貯水率は、3日午後5時時点で「59.3%」まで低下しています。

このまま雨が少ない状況が続けば、10月5日頃には「30%」を下回る恐れがあり、さらに厳しい給水制限につながる可能性もあります。

(佐世保市水道局水道維持課 森 淳課長補佐)

「この作業で一気に回復するわけではない。皆さんに継続して節水の意識を持ってもらい、市民一丸となって乗り越えていきたい」

市水道局は減圧給水制限の解除について、現時点で見通しは立たず、今後の天候やダムの貯水状況を見ながら判断するとしています。