松下知之(3月の日本選手権で)

写真拡大

 競泳・日本学生選手権第1日(3日・大阪東和薬品ラクタブドーム)--男子400メートル個人メドレーで、2024年パリ五輪銀メダルの松下知之(東洋大)が4分5秒83の日本新記録をマークし、3連覇を達成した。

 16年に萩野公介がマークした記録を10年ぶりに0秒22更新した。男子100メートル自由形は村佐達也(中大)が47秒95の学生新で2連覇。女子400メートル個人メドレーは成田実生(明大)が2連覇した。

 松下が偉大な先輩の記録を10年ぶりに塗り替えた。目指してきた日本記録は、地元が同じ栃木県、大学も同じ東洋大でずっと憧れてきた萩野公介さんがリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した際にマークした金字塔。「予選で(体に)重さがあったので、後半で一か八か勝負しよう」。前半を抑えて平泳ぎで攻め、0秒22上回って喜びを爆発させた。報道陣に萩野さんに伝えたいことを問われた松下は「自分が一番だぞ」と冗談っぽく言った後、「泳ぎ方、生きざまに憧れてきた。これからも自分が(競泳界を)引っ張っていくという決意を伝えたい」。表情は充実感で満ちていた。