CBC

写真拡大

コメ余りの影響で、ことしは新米の価格が下落。新米が古米よりも安くなる「逆転現象」も。

【写真を見る】コメ余りの影響で新米値下がり 古米よりも安くなる“逆転現象”に 愛知の販売店では古米を値下げし販売も… 「安い新米が出た時点で意味がない」

(大石邦彦アンカーマン)
愛知県岡崎市のお米屋さんに来ました。看板には、令和6年産のあいちのかおりが10キロ4400円と書かれています」

(店主)
Q.令和6年産のコメがまだある?
「どこか(業者の)倉庫の隅っこに、忘れられた在庫で残っていたのでは」

Q.10キロ4400円は安いですね
「高い頃からいうと安い方だとは思いますけど、それでももう少し安くしないといけない」

新米が出る前に古米を値下げして販売

愛知県岡崎市内にあるこの店では、新米が本格的に入ってくる前に、売れ残っているコメの値下げを余儀なくされています。

(店主)
「ここにあるのは古米、令和7年産ですね。去年はひどかったですよ、(量が)これの半分以下」

Q.今は売るものが多すぎるぐらいある?
「どうしようという感じ。そんな状況なので市場の相場はすごく安い」

Q.「ゆめぴりか」が1キロ798円になっていますね
「去年の新米のときは(1キロ)900円ぐらいだった」

9月中にはさらなる値下げも…

ことし6月に取材した際には、すでに値下げが始まっていて、1キロ当たり860円だった北海道産「ゆめぴりか」は、9月3日時点で798円まで下落。今月中にはさらに値下げすることを決めています。

(店主)
「600円台~700円ぐらいに」

(大石邦彦アンカーマン)
お米屋さんって一番の川下なので、コメ価格はどうすることもできないですよね?」

(店主)
「その価格でお願いして、みなさんに買ってもらうしかない」

ことしは新米の方が安くなる!?

その一方で…

(大石邦彦アンカーマン)
「令和7年産の愛知県コシヒカリが1キロ648円で販売しているが、新米は1キロいくらぐらいになる?」

(店主)
「500円前半ぐらいになる」

(大石邦彦アンカーマン)
「150円近く新米の方が安い」

コメ余りの影響で、ことしとれる新米の価格が下落。新米が古米よりも安くなる、「価格の逆転現象」が起きているのです。

(店主)
Q.消費者目線では安い新米を買う
「そうですよね。新米が出てきた時点で、(高い古米を)並べてても意味がない。これは倉庫に保管したり特売に使うしかない」

倉庫の在庫はどうなった?

倉庫を見せてもらうと…

(店主)
Q.前よりも少なくなった?
「そうですね、だいぶすいてはいます」

Q.それだけ売れた?
「それだけ出て行った」

値下げに踏み切ったことなどで、約3か月間で倉庫のコメは半分ほど減りましたが、それでも例年に比べると在庫の量としては倍以上だといいます。

(店主)
「令和7年産が余っているところで令和8年産が出てくるとなると、令和8年産が結構残ってしまうので、次の令和9年産にも影響が出てくる気がします」

そして、政府が2025年に放出した備蓄米21万トンを買い戻すと表明したことについては…

(店主)
「(コメが)余り過ぎているので、21万トンを買い戻したところで市場に影響はほとんどないのでは」