「少し入っただけでポカポカ」重さ1キロ未満の防災寝袋 老舗寝具店が不要な羽毛布団をリメイク

今週は防災週間です。近年多発する災害への備えの中で、盲点となりがちなのが避難先で使う寝具です。
そうした中、今、注目を集めるのが新たな寝袋の開発です。
久々江龍飛フィールドキャスター「この袋の中に入っている寝袋、実は、不要になった羽毛布団をリメイクして作った寝袋なんです」
今年で創業290年を迎えた老舗の寝具店野々市市の「乙丸屋」では、羽毛布団を寝袋に作り変え防災への取り組みに役立てようとしています。
乙丸屋 12代目・乙丸屋久兵衛さん「家に眠っている羽毛布団が世の中にすごくあることが分かっていたので、それを同じ羽毛布団に作り替えても結局使われないなと、だから羽毛布団をリメイクして形を変えれないかなというのが最初のきっかけ」
使いこんだ布団から質のいい羽毛を取り出し再利用布団の中に詰め込まれた羽毛は、使用するにつれて、汗や皮脂が付着し保温性などが劣化します。乙丸屋では使い込んだ布団から質のいい羽毛を取り出し寝袋として再利用しています。
実際に寝袋に入ってみると。
久々江フィールドキャスター「すごい軽い、羽毛なのでとても暖かいですね。少し入っただけでポカポカしてきます」
重さは1キロにも満たず、持ち運びにも便利です。
近年、多発する地震や豪雨災害。避難した先での体調管理も大きな課題となっています。
乙丸屋久兵衛さん「寝られる場所を自分で用意しておく観点は、もしかしたらなかったんじゃないかなと思って、それならリメイクのシュラフ(寝袋)を防災用に保管しておくことはもしかしたら役に立つのではないかというところに着目した」
2026年ですでに30枚の制作依頼防災への意識の高まりもあり、2026年に入ってすでに30枚の製作依頼があったということです。
寝具店ならではの新たな取り組みが災害時の住民の避難生活を支える一助となっていきそうです。
乙丸屋久兵衛さん「家にある宝を大事にしながら、でも実用的に使えるという思いと使い方と両方が整うような、そういうものになってくれればいいなと思う」
