ヨングAZで研鑽を積む市原。毎熊とも励まし合いながら、さらなる成長を期す。(C)Getty Images

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 AZのリザーブチーム、“ヨングAZ”は8月31日に行なわれたオランダ2部リーグ、ヨング・ユトレヒト戦で2-1の逆転勝ちを収めた。U-21日本代表の市原吏音はCBとしてフル出場した。

  AZはここ10年、オランダ屈指の育成型クラブとして知られるようになり、開幕4連勝のトップチームはレギュラーのうち8人がヨングAZから上がってきた選手だ。市原は今季ここまでトップチームで1試合、10分間の出場にとどまっているが、それでもヨングAZの一員として3試合にフル出場しながら、いつでも一軍でプレーする準備を進めている。

「僕以外のヨングAZのメンバーは、小さい頃からずっと一緒にやっている。だから(トップチームから参戦する何人かの選手と)ぶっつけ本番でも、お互いにどういう選手か分かっているはずです。僕自身はヨングAZのメンバーとも良いコミュニケーションが取れています。

 僕にとっては、トップチームで出場機会がなかった時でも2部リーグで出られるので、試合勘やゲーム体力を維持できますけれど、やっぱりトップチームで出るのが一番です。今年はELもあるので、絶対にチャンスが来ると思います」

 8月17日、デ・フラーフスハップとのアウェーゲームでは、市原はアンカーのポジションでプレーし、5-2の勝利に貢献した。

「ぶっつけ本番でした。高校1年生の頃はボランチをやりました。プロでやるのは初めてでしたが、よくできたと思います。観客もすごく入っていたなかで、けっこう伸び伸びとプレーでき、受けたボールを前につけたり、守備の時は一列下がって5バックにしたり、流動的にやることができました」
 
 9月1日、左利きCBのウェズリー・フートが11年ぶりにAZに帰ってくることが発表されたが、それでもトップチームのCB層は薄い。しっかりヨングAZでプレーし続ければ、自ずと市原にチャンスは巡ってくるはずだ。

「トップチームは今、強い。練習も強度を高くやれています。オランダの1位のチームでやれているのは自信にもつながります。出番が来れば、やれる自信が僕にはあるので、頑張ります。

(毎熊)晟矢さん(注:昨季は怪我に泣き、今季は先発出場なし)と辛い時にお互い励ましあったりします。晟矢さんも僕も、練習である程度のパフォーマンスを出しているんです。だから自分を信じてやり続けるしかない。チャンスが突然、来てもプレーできる準備は2人ともできています。晟矢さんと『腐らずに頑張ろう』という話はしています。本当に続けるだけです」