今回の特集はペットの熱中症についてです。

まだまだ残暑が厳しいなか、ペットを熱中症から守るにはどうすればいいのか、取材しました。

きょうから9月。鹿児島県内ではまだまだ厳しい暑さが続いています。県によりますと、今年6月からきのう8月31日までに1307人が熱中症の疑いで救急搬送されています。

暑さを感じるのは犬やネコなどの動物も同じです。毛に覆われている動物は体温調整が得意ではなく、さらに、地面からの熱を受けやすいため熱中症のリスクが高いのです。

「散歩の時間を、早い時間にしている」

(レポーター)「時刻は午前8時半すぎ、暦の上では秋ですがまだ暑い、気になる地面の温度触ってみると熱い!温度が高くなっているのが分かる」

「散歩の時間を、今は陽が高いけど早い時間にする。人間でも(熱中症に)気付かないから犬だともっと分からないと思う」

「人間だけじゃない、生き物も一緒。かわいそう、熱中症になれば」

「外気温が25度を超え始めると、熱中症のリスクが…」

鹿児島市にある中央愛犬病院です。こちらの動物病院では梅雨が明けたころから熱中症とみられる動物の搬送が増えるといいます。

(中央愛犬病院 山之口和人院長)「外気温が25度を超え始めると、熱中症のリスクが上がってくる」

動物が熱中症になると、一般的に、呼吸が荒くなる、ぐったりして元気がなくなる、嘔吐するなどの症状が表れます。熱中症の疑いがあった場合、どう対処すればいいのでしょうか。

(中央愛犬病院 山之口和人院長)「ぜひ常温の水でいいので濡らしてあげてほしい、体全体を濡らしてあげるのが初期の治療としては自宅でも有効な方法。濡らしながら病院に電話して連れてくるべきか判断をあおぐのが1番」

そもそも熱中症にならないためには?

そもそも熱中症にならないために、飼い主が注意すべきことは何か?

山之口院長が最初に挙げたのが“気温の確認″です。部屋の中ではエアコンは24時間つけた上で、犬は26度以下、ネコは28度以下をキープすることが重要と言われています。

そして気を付けるべきポイント2つ目が「散歩の時間帯」。地面が熱くなっていない朝がおすすめです。

このほか、熱中症のリスクが高くなる危険な場所として挙げたのが“車内″です。

(中央愛犬病院 山之口和人院長)「車の中で熱中症になったペットが実は(来院全体の)半分くらい、ほんの数分でもペットが車にいる時にエンジンを切ったりエアコンを切ったりしないことが重要」

鼻が低い「短頭種」は体温調整が苦手で特に注意が必要

呼吸によって熱を発散させて体温調節を行う犬や猫。なかでも鼻が低い「短頭種」と呼ばれるブルドッグやペルシャ猫などは、鼻や気道が短いため呼吸による体温調整が苦手で特に注意が必要だと言います。

水分補給も大切です。水の器をいつもより1個増やしてしっかりと水分がとれるようにすることも対策につながります。

(中央愛犬病院 山之口和人院長)「夏場にダウンを着て生活したときにどういうことが起きるかとイメージしてもらうと分かりやすいのでは」

熱中症対策の色々なグッズも

鹿児島市与次郎にあるペットショップです。熱中症対策としてこんなグッズも…

(ペットプラザ21 西ノ原勝秋代表)「ワンちゃんのネッククーラー、保冷剤が入っていて凍らしてこういう感じでつけたらひんやりする」

ひんやり冷たい冷感素材のマットなど、ペット用の暑さ対策グッズを扱っています。

(ペットプラザ21 西ノ原勝秋代表)「最近はお客さんから(暑さ対策の)商品はないかと尋ねられる、熱中症になりやすいのでグッズを使い散歩などしてもらえれば」

店の看板犬に人気商品をつけてもらいます

店の看板犬「金ちゃん」に人気商品をつけてもらいます。

1番の売れ筋はネッククーラー。デザインもオシャレです。

続いて日差しから身を守る帽子に紫外線はもちろん、桜島の灰からも目を守るサングラス。

熱い地面から肉球を保護する靴までありますが…履きこなすには少し時間がかかりそうです。ほかにも犬用のアイスやゼリーなど冷たいおやつも揃っています。

「ならないように心がける」飼い主の意識が欠かせない

重症になると死亡率が高くなる熱中症。“ならないように心がける″私たち飼い主の意識が欠かせません。

(中央愛犬病院 山之口和人院長)「一緒に暮らしている飼い主がペットの環境をいかに整えてあげるか、大事な家族だから、人とは違って人よりも暑さに弱いということを理解してもらいながら暮らしてもらうといろいろな予防ができてくる」

まだまだ続きそうな厳しい暑さ。飼い主の思いやりが大切な家族の命を守ることにつながりそうです。