Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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(スタジオ)
(コメンテーター news zero メインキャスター 藤井 貴彦 氏)
「藤井貴彦の静岡目線」です。国内でも災害が相次いでいますが、私は1か月を迎えました…熊本地震、その被災地であります八代市に取材に行きました。こちらは、1週間ほど前に取材した八代市の飲食店なのですが、実際に1か月経ってどのような状況になったのか…店や地域の変化などを取材してきました。

(VTR)
(藤井 貴彦 キャスター)
「あ、自動ドアが開くようになりました。失礼します。ごぶさたしております~また取材におうかがいしました。宜しくお願いします」

八代市で飲食店を営む、近宗道弘さん。

(藤井 貴彦 キャスター)
「中はあれですね、涼しくなりましたね」

(近宗 道弘さん)
「あのときはエアコンがなかったんで」

いけすを使った新鮮な海鮮が売りで、今はきれいになった店内ですが、地震発生時は…。

いけすから大量の水があふれ、ありとあらゆるものが床に散乱。足の踏み場もない状況でした。

(近宗 道弘さん)
「10トンくらい海水が漏れてるんですよ…業者さんに全部入ってもらって乾燥して、クリーニングきれいにかけてもらって…この前お話させていただいたのはここだった」

(藤井 貴彦 キャスター)
「あーここでしたね」

約1か月前、この厨房で行われていたのは、地元銀行の担当者との融資の相談でした。その後、無事に融資は通り、お店を再開できたといいます。

(近宗 道弘さん)
「お客さんが『よかった~ご飯たべるところがどこもなくて、開けていただいてありがたい』そういう言葉を、僕らも使命と思っていたので」

一方で、客足は減ったままで、売り上げはまだ前年の60%以下。

(藤井 貴彦 キャスター)
「お店個人としてのお願いは何かありますか」

(近宗 道弘さん)
「お店個人ですか。言い出せば何でもあるんでしょうけど,
まずはやっぱり、みんなが元に戻れる…『あのときの地震はどうだったね』という話ができるようなフェーズに入ってくればうれしいなと思います」

(スタジオ)
(コメンテーター news zero メインキャスター 藤井 貴彦 氏)
はい、1か月経って、水道、電気は通るようになりまして、エアコンがついてね、店内も涼しくなってたんですけれども、実はね、ガスで冷房を…この店内やってたんです。そうです、それが通ってなくて大変だったんですけども、1か月経って、ちょっと表情が近くで、明るくなったように…津川さん見えませんか?

(レギュラーコメンテーター 津川 祥吾 氏)
そうですね、やはりこう…お仕事できて、本当にお客さんと会えるっていうのは一番大きな心の支えになるんじゃないでしょうかね。

(コメンテーター news zero メインキャスター 藤井 貴彦 氏)
エネルギー源にはなっているんですが、実は八代市の皆さんってあまり弱音吐かないんですよね。また、おもてなしとして「元気な姿を見せたい」っていう気持ちがあるみたいで、そうなると、どこに悩んでいらっしゃって、どこに苦しんでいらっしゃるのかが…県外から来た私たちからすると全然見えなくなってしまう。それが今どういう状況なのかを見え辛くしてしまっているので、本当にちょっと心配にはなりました。ですから、私たちが「本当に大丈夫ですか?」って…ちょっと1回聞いてあげるってことも…1か月経って大切だなというふうに感じました。

続いてですが、この八代市の市長にお話を聞いたのですけれども、この倒壊した「八代宮」という…八代市の皆さんにとってはもうシンボルのような神社なんですが、ここから中継を行いました。この時、八代市長は「県外の皆さんに被災地を見て訪れてほしい」と話していたんです。

(中継VTR)
(藤井 貴彦 キャスター)
「八代宮に入る入口に、あるメッセージがあって、この震災の状況を撮影してください、制限はないということが書かれていたが、例えば県外から来た人が八代市に来ること、こういった震災の状況を見ることを、市長はどう思っている?」

(八代市 小野 泰輔 市長)
「どんどん来てもらって、日本どこで地震があってもおかしくない、この災害から何を感じるのか、そしてどういうことをやっていけばいいか、皆さんも考えていただく、これが安心して暮らせる日本につながる。ぜひ、全国の皆さんも、ここに来ていろいろなこを感じてもらえたら…そして応援していただきたいと思います」

(スタジオ)
(コメンテーター news zero メインキャスター 藤井 貴彦 氏)
実際に…こういうふうに撮影の制限は設けておりません。震災の記録として、「あらゆる角度からお取りください」と書いてあった。澤井さん…こういうふうに書いてあると、実際に震災を目に焼き付けていいんだなという道しるべのようにもなりますけどもどうですかね?

(澤井 志帆 アナウンサー)
被災地を訪れることにちょっとためらう気持ちもある人、多いと思うんですが、市長の言葉を聞いていると、被災地を遠い場所にしないことが大切なんだなと思いましたし、被災地の声を聞くだけではなくて、実際に訪れた際は、その教訓を持ち帰って、自分たちの地域で生かせる備えにつなげていくことが…そこまですることが大事なんだなと感じました。

(コメンテーター news zero メインキャスター 藤井 貴彦 氏)
市長はこのように言っていました。「この震災から何を感じるか、何をやっていけばいいか考えてもらいたい」…津川さん、どう見ますか?

(レギュラーコメンテーター 津川 祥吾 氏)
私たちも、決して…災害…他人事だと思わないことですが、ただ、やはり現地に行ってみる説得力って非常にありますので、当然、まだ八代市は復旧の途中ですから、危険なところに入らないとか復旧作業の邪魔にしないとか、そういった、当然、配慮は必要だと思いますが、行ける人は、ぜひ、どんどん行ってもらいたいなと、やっぱり現地の市長の声は重いなというふうに思いますね。

(コメンテーター news zero メインキャスター 藤井 貴彦 氏)
きょうは9月1日で「防災の日」です。1923年に10万5千人が亡くなった「関東大震災」が起きた日なんです。ですから、こういった災害を
自分たちに落とし込むということが大切です。

最後のメッセージ…こちらです。災害から感じたことを、実際、皆さん行動に移してください。皆さんのお住まいの場所、災害のリスク…いろいろあると思います。自分たちの住んでいるエリアにあった準備を9月1日をきっかけにお願いします。