鈴木農水相、備蓄米買い戻しを正式発表 「コメの価格」今後はどうなる?
鈴木農水相は去年放出した政府備蓄米について、今月中に買い戻しの手続きを始めると正式に発表しました。
備蓄米の買い戻しでコメ余りの解消につながるとの期待の声もありますが、「遅すぎた」「価格への影響は限定的」との声も聞かれています。
鈴木農水相
「コメの供給量は十分に確保されることが確認されたことから、政府備蓄米の買い戻し手続きを開始いたします」
政府は去年、高騰したコメ価格を落ち着かせるなどのために、江藤元農水相、小泉前農水相が合わせて59万トンの備蓄米を放出しました。
関係者によりますと、そのうち今回買い戻されるのは、江藤元農水相が“一般競争入札”で放出したコメで、売り渡した、JA全農などの集荷事業者と18日にも「随意契約」で買い戻すということです。
この発表を受けて、ある大手の卸売業者からは期待の声が聞かれました。
というのも、売れていない昨年産のコメを大量に抱えている上、昨年3万5000円ほどで買い付けたコメが、いまや1万5000円にまで下落し、赤字でも売れない状況だといいます。今回の買い戻しで、価格の下落に歯止めがかかってほしいと話していました。
--買い戻しによって、今後の値段はどうなっていくのでしょうか?
専門家は、スーパーなどでの販売価格が値上がりに転じる可能性は低いとみています。民間在庫量も過去最大水準となるなか、今回の買い戻しはあくまで価格の急激な下落を抑えるのにとどまり、今後も緩やかな下落基調が続くとみています。