夫婦で育児分担も「名もなき育児」は妻に偏り…「どのような偏りがあるか可視化が大切」
育児は夫婦で分担していても、子どもの持ち物への記名や連絡帳の確認は妻に--。
大和ハウス工業が共働きの子育て世帯に行った調査で、日常的に発生する細々とした作業は妻が担う傾向にあることがわかった。男性の育児休業の取得率は昨年度、初めて5割を超えたが、目に見えにくい育児作業の負担は依然として妻に偏っているようだ。
調査は6月、夫が育児の3割以上を担っていると答えた全国の共働きの夫婦計1048人に実施した。
「夫婦で半々」に分担している育児の内容を夫と妻にそれぞれ複数回答で聞いたところ、「子どもの話し相手」が最も多く、夫の64%、妻の52%が挙げた。「けんかの仲裁」は夫が61%、妻が51%、「危険がないかそばで見守る」は夫が61%、妻が47%だった。
「妻に偏っている」育児の内容についてもそれぞれに尋ねた。最多は「学校や園への持ち物の名前書き」(夫61%、妻77%)で、「連絡帳やプリントの確認・記入」(夫56%、妻77%)が続いた。「夫に偏っている」ものは「子どもの自転車の整備」(夫56%、妻55%)、「子どもが捕まえてきた虫を飼育する」(夫43%、妻43%)が多かった。
夫が担うのは主に子どもと直接関わる内容が目立つ一方、学校などとのやり取り、子どもの持ち物や予定の管理といった作業は妻が担当している家庭が多い。大和ハウスの担当者は「こうした目立たない作業は『名もなき育児』と言える。どのような負担が偏っているのか可視化することが大切だ」と話している。
