展示されているマグマクサウオ(アクアマリンふくしま提供)

写真拡大

標本も世界に5体のみ

 福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしま」で、世界的にも希少な深海魚「マグマクサウオ」が展示されている。

 生きた状態で採集された記録はなく、水族館で展示されるのも国内で初めてという。同水族館は「寿命や生存期間も分からない。早めに見に来てほしい」と呼びかけている。

 マグマクサウオはクサウオの仲間で、全長約6~7センチ。体全体が薄桃色をしており、ゆらゆらと泳ぐ。体表がゼラチン質で網などにかかると傷ついたり、一部が欠損したりしやすい。これまで世界でも標本が5体保管されているのみで、国内では確認されていなかった。

 同館によると、昨年7月に北海道羅臼町沖で地元漁業者が採集して国内での分布が初めて確認された。今月5日、同町沖の水深約600メートルで、同館の森俊彰飼育員らが「スラープガン」というポンプのような道具を使って生きた状態での捕獲に成功したという。

 今年4月、森飼育員が京都大の研究者らとともに国際学術誌に論文を発表。その際に、和名を「マグマクサウオ」と命名した。