6月25日、自民党党本部で行われた新人議員研修会に出席した高市早苗首相(撮影:長谷川新)

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熊本県を最大震度7の巨大地震が襲ってから、1カ月が経った。これまで災害関連死の疑いがある2人を含めて38人が死亡。いまなお、約2500人が避難所での生活を余儀なくされている。

「地震発生後には、『イオンモール熊本』でプロパンガスによるとみられる爆発が発生。従業員7人が死亡する惨事となり、八代市にある日本製紙八代工場では、高さ80mの煙突が倒壊、9人が亡くなりました。各所で復旧に向けての作業が進んでいますが、気温が35度以上の猛暑が続き、現場には疲労感が濃くなっています」(事件担当記者)

日本列島を襲った災害は、熊本にとどまらない。8月13日には千葉県内で線状降水帯が発生。広範囲に警戒レベル5の「大雨特別警報」「土砂災害特別警報」が発表された。27日には富山県氷見市と石川県羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町に、やはりレベル5の「大雨特別警報」が発令されている。

こうしたなか、高市早苗首相(65)は28日、首相官邸チームみらい安野貴博党首(35)らを招き、「AI家庭教師」の講義を受けた。

「この『AI家庭教師』は、5月20日の党首討論で、安野代表が政府にAI活用を提案した際、『必要があれば家庭教師に行く』と呼びかけたことで実現しました。高市首相は、最新AIで物価対策などの政策立案を体験し、『首相秘書官が2人くらい必要なくなったかも』と冗談を交じえながら笑っていました」(政治担当記者)

だが、このニュースが報じられると、SNSには批判の声が数多く寄せられることになった。

「被災地が大変な思いをしているなか、高市首相は私的なXで情報を発信するばかりで、記者会見をほとんどおこなっていません。自民党関係者からも『引きこもっているようだ』と指摘されるほどです。

それでいて、楽しそうに冗談を言って笑う姿が報じられたのですから、批判が出るのも仕方ないでしょう。Xにも《本当に、神経を逆撫でする》《国民がどれだけ天災で苦しもうとも、どこ吹く風》など、否定的な意見が目立ちます」(同)

政治アナリストの伊藤惇夫氏も、「高市首相の目には国家しか映っていないのでしょう。国民のことは、ほとんど見えていないのだと思います」と厳しく指摘して、こう続ける。

「もともと1人で考え、1人で決める方ですから、『自分のやっていることは正しい』と思い込む性格。そのため、周囲には意見や助言をするブレーンがいません。優秀なブレーンがいたら、SNSばかりで発信することもないと思うのですが、逆に、そういう人物は煙たがられ、遠ざけられてしまうでしょう。

実際、高市首相の『悲願』である消費減税に異を唱えた財務省のエースは、(降格ともとれる)異動になりました。ある意味、恐怖政治ですね」

「トップは裸の王様になりがち」と言われるが、高市首相は、はたして……。