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【永田町番外地】#92

仲間由紀恵も今井絵理子もせっせと…沖縄「軍用地投資」が手堅いワケ

 沖縄県知事選が27日に告示された。

 3選を目指す現職の玉城デニー氏(66)に、自民党が推す前那覇市副市長の古謝玄太氏(42)が挑む事実上の保革一騎打ちの構図だ。

「政権基盤を占う沖縄知事選が告示される。推薦候補をしっかり応援していこう」

 高市首相(自民党総裁)は25日の党役員会でこう檄を飛ばした。

 自民党の独自調査では戦前はデニー氏が大きくリードしていたが、ここにきて古謝氏の追い上げ機運が高まっている。

「7月上旬の調査では9ポイントの大差をつけられていましたが、8月お盆明けには4ポイント差まで追い上げ、さらに告示直前に3番手の下地幹郎氏が自民党との政策合意を受けて出馬を取りやめたことから現時点では横一線といったところです」(全国紙デスク)

 2018年、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対して勝利を重ねてきた玉城氏だが、支援する移設反対団体が運航した小型船が辺野古沖で転覆し女子高生が死亡した事故も伸び悩みの原因になっている。

 ちなみに高市政権発足後に行われた知事選で自民党が推した候補の戦績は10戦6勝4敗。先の衆院選で自民党を圧勝に導いた高市人気は知事選では通用せず、しかも、日米軍事同盟の要でもある沖縄選を落とすことになれば、日本の軍事的プレゼンスの拡大増強を求めるトランプ米大統領との「サナエ・ドナルド」関係への影響も避けられず、政治的求心力の低下は避けられないところだ。

■下地出馬阻止を皮切りに…

「首相はどんな手を使ってでも勝ちにいくつもりですよ。次期参院沖縄選挙区の自民公認を交換条件に下地出馬を食い止めたのは第1弾。次の一手は9月中旬以降と見られている内閣改造人事の前倒しです」(首相官邸周辺)

 具体的には沖縄知事選の投開票日(9月13日)の直前、高市首相は地元選出の国場幸之助衆院議員(当選6回、53歳)の沖縄担当内閣特命大臣起用と、同じく沖縄出身の元タレントの今井絵理子参院議員(当選2回、42歳)の副大臣起用をマスコミに早打ちさせて沖縄重視を有権者にアピールし、古謝氏の当選を後押しする考えだ。高市首相は、今井が麻生派に所属していることもあり、麻生副総裁との同日の個別会談で沖縄知事選を絡めたこうした改造人事の考えを伝え、すでに了承を得ているようだ。

 横一線の沖縄知事選。高市首相の繰り出す“秘密兵器”が国場、今井の改造人事とは、ちと弱い気もしないでもないが、さて、どれほど票は上積みされるのか。開票が待ち遠しい。(=一部敬称略)

(特命記者X)