石川真佑

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バレーボール ▽女子アジア選手権準決勝 ●日本1(21ー25、20ー25、25ー21、20ー25)3タイ〇(29日、中国天津

 準決勝が行われ、世界ランク6位の日本が、同17位で前回覇者のタイに1―3で敗れた。2大会ぶりの決勝に届かず、優勝チームに与えられる2028年ロサンゼルス五輪出場権獲得はならず、来年以降に持ち越しとなった。先に2セットを奪われ、0―2の第3セットは石川真佑主将(26)=エジザジュバシュ=がバックアタックを決めるなど意地で奪い返したが、力尽きた。日本は30日の3位決定戦に回り、勝てば五輪予選を兼ねた27年W杯出場権を得る。

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 最短でのロサンゼルス五輪切符を逃し、石川主将は厳しい表情を浮かべ、悔しさをかみ殺した。1―2で迎えた第4セット(S)。最後はタイにライトから強打をたたき込まれた。直近4連勝で、通算53勝9敗だった格下にまさかの敗戦。チーム最多23得点で奮闘した石川は「プレーのスキルもチーム力もまだまだ足りなかった」。15得点の和田は約7秒絶句した後、「押された場面で負けるのが私たちの弱さ」と号泣した。

 日本の強みでもある“我慢”で上回られた。第1Sから長いラリーが続き、佐藤のスパイクをブロックされるなど、11―9から4連続失点で逆転を許した。今大会5戦目、13S目で初めてセットを失うと、第2Sも連取された。タイにサーブで押され、ラリーでも競り負けた。日本のやりたいバレーを逆に相手にやられる苦しい展開。課題のセッター・関と石川ら攻撃陣のコンビの精度も立て直せない。全ての歯車が狂った。

 0―2の第3Sは石川のバックアタックでセットポイントを握って25―20で奪い返したが、反撃はここまで。今大会初黒星は痛すぎる1敗。フェルハト・アクバシュ監督(40)は「申し訳ない」と謝罪した。

 ロス五輪で4大会ぶりのメダルへ、石川主将は本大会2年前の今大会で「最短での獲得」を掲げてきた。24年パリ五輪は本大会まで1か月半前に切符を取り、1次リーグ敗退。「細かい部分まで詰められていなかった」と石川。準備期間の短さが響いた。本大会へ余裕を持って準備するため、チームは今大会での切符獲得に懸けてきた。27年W杯の3位以内、28年6月の世界ランクでのチャンスは残すが、選手の涙が、衝撃の大きさを物語っていた。

 まずは30日の3位決定戦で勝ち、W杯切符を目指す。「しっかり自分たちのバレーボールをすること」と石川。敗戦から顔を上げ、日本のバレーを取り戻して、はい上がるしかない。

 ◆バレーボール女子のロサンゼルス五輪への道 開催国の米国を含めて12チームが出場。日本は大陸予選を兼ねたアジア選手権で優勝すれば、最短で出場権を獲得する。それ以外にも来年行われるW杯で有資格国を除いた上位3チームに付与され、残りの3チームは28年ネーションズリーグの1次リーグ終了時点での世界ランク上位が獲得する。