JRT四国放送

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徳島市中心部の交通渋滞緩和を目的に、徳島市や藍住町、北島町をぐるっと一周する「徳島外環状道路」は構想から約40年。

工事は今も続いています。

この徳島外環状道路は東西南北4つに分かれていて、フォーカス徳島では、すでに開通した北環状線を除く、東環状線と南環状道路について、現状をお伝えしてきました。

8月27日は、最も工事が遅れている「西環状線」を取り上げます。

遅れの理由と、工事の現状を取材しました。

徳島市などをぐるっと囲む「外環状道路」の中でも最も工事が遅れているのが、徳島市国府町と藍住町を結ぶ「徳島西環状線」です。

全長は6.1キロ。

1993年度に事業が始まりました。

これまでに約2.6キロが開通しましたが、全線開通には至っていません。

現在、工事が進められているのが国府町の「第3工区」。

およそ940メートルの区間です。

その先には、まだ工事に着手できていない区間も残されています。

現在の工事現場を案内してもらいました。

(県道路整備課・矢田達夫 課長補佐)
「道路と隣地の境界の部分の擁壁、土を止めるための構造物の工事をしている」
「道路の高さがこのあたりの高さに来るんですけど、土の高低差があるので」
「止めるための壁が必要になってくるので、その工事をはじめにしている」

ここで進められているのは、道路の高さを調整するための擁壁工事です。

接続する道路との高低差をなくすため、道路をかさ上げします。

しかし、事業開始から30年以上。

なぜ、これほど時間がかかっているのでしょうか。

(道路整備課・矢田達夫 課長補佐)
「埋蔵文化財調査が必要な区間 になっているということと、さらに飯尾川があって橋の工事が必要となってくる」

西環状線が通る予定の場所には、飯尾川があります。

道路をつなぐためには、ここに新たな橋を架ける必要があり、工事に時間がかかる要因の一つとなっています。

さらに、その先に待ち受けるのが吉野川です。

西環状線を完成させるには、吉野川を渡る新たな橋を整備する必要があります。

実はこの橋をめぐっては、過去に事業計画が大きく変わった経緯があります。

かつては、吉野川第十堰の可動化計画に伴い橋を整備する構想がありました。

しかし、可動堰計画が白紙となったため、県は西環状線の橋として単独で整備する方針に転換。

事業内容やスケジュールが見直されました。

現在、県は道路整備に必要な用地の取得を進めています。

しかし、取得率は51%にとどまっています。

(道路整備課・矢田達夫 課長補佐)
「工事の区間が長くなっていて、地域の住民の方や通行される方にはご迷惑をかけているが」
「一日でも早く完成させることで、みなさんに道路をつかってもらいたい」

現在、開通時期は見通せていません。

県はまず、現在工事中の区間の整備や用地の取得を進めながら、残る区間の事業を進める方針です。