ダム枯渇なら取水「最大6割減」へ 庄川水系の渇水
庄川水系での渇水が深刻化しています。国土交通省はきょう、このまま雨が降らなかった場合今月29日以降農業や工業などで利用できる水の量が普段の6割減まで制限される見通しであると明らかにしました。一方で、上水道については現在の2割減の取水制限を維持するとしています。
国土交通省富山河川国道事務所 河村 陽一副所長
「上水道以外の水が約4割に減ってしまう、利用したい水量の4割くらいになる」
庄川水系の渇水をめぐっては、上流にある岐阜県の御母衣ダムの貯水量が今月21日に底をつきました。
このため、今月22日以降は、同じ庄川水系の祖山ダムと小牧ダムの貯水分を放流し、庄川合口ダムなどからの取水量は2割減を維持してきました。
しかしその後、まとまった雨が降っていないため祖山ダムと小牧ダムから放流できる水が徐々に減り、今月29日には底をつく見込みです。
補給がなくなれば、あとは山から自然に流れてくる水に頼るしかありません。
富山河川国道事務所は今月7日以降、農業・工業・水道水を一律で取水量2割減としていましたが、今月29日以降、ダムからの補給が止まった場合、農業や工業用に使う水は普段の6割減まで取水制限が強まる見通しです。
一方、上水道はこれまでの2割減を維持するとしていて、家庭への給水制限は行われない見通しです。
国土交通省富山河川国道事務所 河村 陽一副所長
「利水者や取る場所によっても影響の出方が当然違う。どういう水の使い方をするか、それぞれの管理者で考えてもらうしかない」

