アロンソ殊勲の入賞も残された“ホンダの課題” オランダGPで初披露の新PUにシビアな声「手応えは、シャシー面ほど説得力のあるものではなかった」

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マシンの状態は良くなっている。さらなる改善を進めるだけだ(C)Getty Images

 F1の2026年後半戦、最初のレースとなった第12戦オランダGPで、アストンマーティン・ホンダが今季2度目の入賞を果たした。フェルナンド・アロンソが9位に入り、初入賞となったモナコGPの10位を上回る順位でフィニッシュ。スプリントや公式予選ではタイムが伸び悩んだものの決勝レースでは、アロンソがライバルと激しくせめぎ合いながら、見事にシングルポジションでチェッカーを受けている。

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 開幕以降、後方で周回を重ねるレースがほとんどだった中、サマーブレイクを挟んでの9位入賞は、前半戦からの大きな進歩を示す成果であることは間違いない。特に、ハンガリーGPより投入となったシャシーの大規模なアップデートが効果を発揮しているとして、各方面で高い評価を得ている。

 だが、目覚ましい躍進の裏では課題も残された。オランダGPで投入されたホンダの新パワーユニット(PU)に対しては、シビアな反響が伝えられている。

 アロンソ、さらにランス・ストロールと両ドライバーがグランプリ初日からホンダPUのパワー不足を訴え、予選でも2台が下位に沈んだ。オランダGPではアロンソのドライブやシャシー性能が称えられた一方で、ホンダ新PUについては、チーム内外から今後への“改善点”と位置付ける声が上がっていた。

 スペインメディア『MUNDIARIO』でも、現地時間8月25日配信の記事の中でアストンマーティンのオランダGPを振り返っており、「AMR26はコーナリング性能が向上し、アロンソも再びポイントを獲得。しかしザントフォールトを終えても、パワーユニットには依然として疑問が残る」などと報じている。

 同メディアは、シャシー性能が大きく向上したと評し、「特にコーナーでのマシンの挙動が改善し始めた。これはまさに、シーズン開幕当初からAMR26が抱えていた大きな問題のひとつだった」と説きながら、「開発の方向性が、ようやく機能し始めたのである」と賛辞を並べた。

 だが、新たに投入されたPUについては、「ドライバーがコックピットで感じた手応えは、シャシー面で得られたものほど説得力のあるものではなかった」と指摘。他にも、「懸念されるのは、ドライバビリティ、シフトダウン、エンジンブレーキに関する問題が依然として解消されていないことだ」などと強調する。

 同メディアは、後半戦でのさらなる飛躍のためにはホンダPUの進化が不可欠であると説いており、「ハンガリーとザントフォールトでは、空力面からその最初の兆候が示された。あとは、もう“半分”が必要だ」と見通している。

 新PUへの期待が大きかっただけに、オランダGPのパフォーマンスには歯痒さも残った。後半戦でさらに上位を争うためにも、課題の克服が大きな鍵を握る。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]