Appleが新型Appleシリコンの「M6」と「M5 Ultra」を発表し、これらを搭載した「Mac mini」と「Mac Studio」を発表しました。

Apple、新しいM6とM5 Proを搭載し、さらにパワフルになったMac miniを発表 - Apple (日本)

https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/08/apple-unveils-a-more-powerful-mac-mini-featuring-the-all-new-m6-and-m5-pro/

Apple、M5 MaxとM5 Ultraを搭載した新しいMac Studioを発表 - Apple (日本)

https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/08/apple-introduces-new-mac-studio-with-m5-max-and-m5-ultra/

Apple、パフォーマンスとAI演算の大幅な向上をもたらすM6とM5 Ultraを発表 - Apple (日本)

https://www.apple.com/jp/newsroom/2026/08/apple-introduces-m6-and-m5-ultra-for-a-big-leap-in-performance-and-ai-compute/

Mac mini - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/mac-mini/

Mac Studio - Apple(日本)

https://www.apple.com/jp/mac-studio/

◆M6



M6は最先端の2nmプロセステクノロジーで作られた、新型Appleシリコンです。より小さなダイにより高密度でトランジスタを搭載することで、パフォーマンスと電力効率が大幅に向上しています。M6はデュアル16コアNeural Engineを搭載しており、前世代と比較して最大2倍高いピーク演算性能を発揮し、オンデバイスAIのワークフローをさらに高速に実行可能です。

M6はM5より2コア多い12コアCPUを搭載しています。構成は2つのスーパーコアと4つの高性能コア、6つの高効率コアです。M6のCPUは世界最速のシングルスレッドパフォーマンスと、M5と比較して最大1.2倍高速、M1と比較して最大2.4倍高速なマルチスレッドパフォーマンスを発揮します。スーパーコアはシングルスレッドのワークロードを高速に処理し、高性能コアはより少ない電力でスーパーコアと連携して負荷の高いマルチスレッドのワークロードを実行し、高効率コアは日々のバックグラウンドタスクを処理可能です。

また、このパフォーマンスを業界をリードするワット当たりの性能で実現します。画像編集、コードのコンパイル、新しいファイルのインデックス作成、エージェント型AIのワークロードなど、負荷の高いCPUタスクがかつてないほど高速に実現可能です。

さらに、M6はM5より2コア多い12コアのGPUを搭載し、各コアにNeural Acceleratorを備えています。この設計により、AIのピーク時のGPU演算性能がM5と比較して30%、M1と比較すると8倍以上向上しています。デバイス上で動作する大規模言語モデル(LLM)とやり取りする際のプロンプト処理が大幅に高速化可能です。

M6は最大32GBのユニファイドメモリに対応し、負荷の高い複数のアプリ間でのマルチタスクや、安全でプライバシーを保護したエージェント型タスクのためにLLMをデバイス上で実行することが可能。ユニファイドメモリ帯域幅は最大170GB/sで、M5より10%、M1よりも2.5倍も高速化しています。

◆M5 Ultra



M5 UltraはApple史上最もパワフルなチップで、複雑な3Dレンダリング、ビジュアルエフェクト、科学的解析、演算負荷の高いフロンティアAIモデルのデバイス上での実行など、最高のCPUおよびGPUパフォーマンスとユニファイドメモリ帯域幅を必要とし、ワークロードをすばやく処理する必要があるプロ向けに設計されています。

M5 UltraはUltraFusionを利用して2つのデュアルダイM5 Maxチップを接続し、Appleシリコンで初めてクアッドダイアーキテクチャを形成。UltraFusionはダイ間の帯域幅を4.4TB/s以上に増やし、接続密度を6倍以上に高めます。この超低レイテンシーで高速な帯域幅を組み合わせた相互接続により、4つのダイは1つの統一されたプロセッサとして動作します。M5 Ultraは12のスーパーコアと24の高性能コアで構成された最大36コアのCPUを搭載しており、M3 Ultraと比較して最大1.25倍高いシングルスレッドのパフォーマンスと、最大1.3倍高いマルチスレッドのパフォーマンスを発揮します。

M5 Ultraは最大80コアの次世代GPUを搭載しており、各コアにNeural Acceleratorを組み込むことで、AI利用でのピーク時のGPU演算性能がM3 Ultraと比較して最大4.5倍、M1 Ultraと比較して6倍以上向上します。GPUは第2世代のDynamic Cachingを備えたApple最新のシェーダコアのほか、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングと第3世代のレイトレーシングを搭載し、M3 Ultraよりも最大40%高速なグラフィックスパフォーマンスを実現します。

M5 Ultraは最大512GBの高帯域幅ユニファイドメモリを搭載し、M3 Ultraと比較して50%高速という驚異的な1.2TB/sのユニファイドメモリ帯域幅を実現します。これにより、ユーザーは大規模なデータセットをすべてローカルメモリに保存したり、1秒当たりのトークン処理速度を増やしたり、数千億のパラメータを持つ大規模なLLMを完全にデバイス上で実行し可能です。

◆Mac mini



新型Mac miniは、SoCをM6とM5 Proから選択できます。M6搭載Mac miniは最大4倍高速なAIパフォーマンス、2倍高速なストレージとグラフィックス、40%高速なCPUパフォーマンスを提供します。M5 Pro搭載モデルはよりプロレベルのパフォーマンスを発揮可能で、動画編集からゲーム開発まで負荷の高いプロジェクトを軽々こなすことが可能です。新型Mac miniはどのモデルもWi-Fi 7とBluetooth 6を採用しており、アップグレードされた2.5Gb Ethernet(10Gbに変更可能)も備えています。



M6モデルのメモリは16GB・24GB・32GB、ストレージは256GB・512GB・1TB・2TB、Ethernetは2.5ギガビット(標準)・10ギガビットから選択可能です。M5 Proモデルのメモリは24GB・48GB・64GB、ストレージは512GB・1TB・2TB・4TB・8TB、Ethernetは2.5ギガビット(標準)・10ギガビットから選べます。

M6搭載Mac miniは、LM StudioでのLLMプロンプト処理が、M1搭載Mac miniと比較して最大13.5倍、M4搭載Mac miniと比較して最大4.8倍高速です。Microsoft Excelのスプレッドシートの計算が、M1搭載Mac miniと比較して最大2.3倍、M4搭載Mac miniと比較して最大1.5倍高速になります。さらに、「サイバーパンク2077 アルティメットエディション」でレイトレーシングを有効にした場合のゲームパフォーマンスが、M4搭載Mac miniと比較して最大2倍高速です。



一方、M5 Ultra搭載のMac miniの場合、LM StudioでのLLMプロンプト処理のパフォーマンスが、M2 Pro搭載Mac miniと比較して最大8.5倍、M4 Pro搭載Mac miniと比較して最大4倍高速になります。Blenderでのレイトレーシングを使用したレンダリングのパフォーマンスは、M2 Pro搭載Mac miniと比較して最大4.5倍、M4 Pro搭載Mac miniと比較して最大1.4倍高速です。さらに、Affinityでの画像処理は、M2 Pro搭載Mac miniと比較して最大2.1倍、M4 Pro搭載Mac miniと比較して最大1.5倍高速。

なお、新型Mac miniは2026年9月22日発売で、記事作成時点で予約注文受付中です。販売価格はM6モデルが14万9800円から、M5 Proモデルは29万9800円からとなっています。

◆Mac Studio



新しいMac StudioはSoCをM5 MaxとM5 Ultraから選択可能。史上最もパワフルなAppleシリコンであるM5 Ultraを搭載したモデルは、M3 Ultraの最大4.3倍、M1 Ultraと比較すると9.8倍のピーク時AI演算性能を実現します。最大512GBのユニファイドメモリと、前世代より50%高い1.2TB/sのメモリ帯域幅の組み合わせにより、Mac Studioは、ユーザーのプライバシーを完全に保った状態で、大規模なAIモデルを完全にデバイス上で実行することが可能。トークン数を気にしたり、クラウド費用の増加を心配したりする必要はありません。

また、Mac StudioはThunderbolt 5とRDMAに対応しているため、複数のMac Studioシステムをまとめてクラスタ化することが可能。例えば4台のMac Studioで構成されたクラスタは、単一システムと比較して最大3倍という驚異的な速さのAI推論を実現できます。

M5 Ultra搭載のMac Studioの性能は、Foundry NukeでのCopyCatの機械学習(ML)トレーニングパフォーマンスが、M1 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大15.4倍、M3 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大3.3倍高速になります。LM StudioでのLLMプロンプト処理は、M1 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大9.8倍、M3 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大4倍高速。テキストからの画像生成パフォーマンスは、M1 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大8.2倍、M3 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大4.3倍高速です。さらに、Maxon Redshiftでのシーンレンダリングのパフォーマンスは、M1 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大4.7倍、M3 Ultra搭載Mac Studioと比較して最大1.7倍高速になります。

さらに、新しいMac StudioはPCIe Gen 6上に構築された次世代SSDアーキテクチャにより、ストレージパフォーマンスが最大2倍高速になりました。Thunderbolt 5ポートは最大120Gb/sの転送速度を提供するので、プロユーザーは高性能な周辺機器、ディスプレイ、PCIe拡張シャーシ、外部ストレージを接続し、その驚異的なスピードを活用可能。また、Appleが設計したN1チップにより、Mac Studioで初めてWi-Fi 7とBluetooth 6を採用しています。Mac StudioはUSB-C経由でのGenlockに対応しているため、ディスプレイとiPhone 17 Proなどのカメラキャプチャとの間で正確な同期を実現することも可能。加えて、最大8台のディスプレイ、フル5K解像度・リフレッシュレート120HzのStudio Display XDRを最大4台接続することにも対応しています。



新型Mac StudioのM5 Maxモデルはメモリが36GB・48GB・64GB・128GB、ストレージは512GB・1TB・2TB・4TB・8TBから選択可能です。M5 Ultraモデルはメモリが96GB・256GB・512GB(2026年10月下旬発売予定)、ストレージは1TB・2TB・4TB・8TB・16TBから選べます。

なお、新型Mac Studioは2026年9月22日発売で、記事作成時点で予約注文受付中です。販売価格はM5 Maxモデルが41万9800円から、M5 Ultraモデルは94万9800円からです。