北朝鮮による拉致問題解決へ 秋田市で講演会 現状打開に向け秋田からも声を上げ続ける
北朝鮮による拉致問題への関心と理解を深め、解決に向けた機運を高めようと、秋田市で24日、講演会が開かれました。
参加者は、現状の打開に向けて秋田からも声を上げ続けることを誓いました。
北朝鮮に拉致された疑いがある特定失踪者は、県関係の5人を含め全国で少なくとも869人います。
一方、政府が認定している拉致被害者は17人で、このうち帰国できたのは5人のみ。
拉致問題の早期解決に向けた機運を高めようと県が開いた講演会に招かれたのは、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表です。
「(北朝鮮が拉致を)今やっているかどうかは分かりませんが、かなり最近までやっていて、そしてこれから先も必要であればやる、と考えて間違いがない」
荒木代表は、拉致問題は決して他人事ではないと強調します。
その上で、“闇雲に連れ去るのではなく職業などを調べ、あらかじめ拉致する人を決めていたケースが多い”と実態を伝えました。
同じような手口による拉致の可能性が否定できない県関係の特定失踪者の1人が、66年前に秋田市内の看護学校の寮を出たまま行方不明になっている木村かほるさんです。
今年になって、北朝鮮の元外交官が平壌で見た商店の販売員の女性と特徴が一致していたという新たな情報が寄せられています。
荒木和博代表
「取り返せる力は間違いなくこの国にはあります。それを取り返せる決断ができるかどうかということではあるんですけども。その決断をさせるのはやっぱり世論、だろうと。いうふうに思うので、そのために民間、自治体、あるいは地方議会、含めて下からのですね、我々の力を大きくしていくということが必要であろうと思います」
参加者は、身近な問題として向き合い、意見を交わしました。
北海道出身の特定失踪者 渡辺秀子さんの甥 渡辺真さん
「まず表に出していこうと全国で、全国に、まずはこういう拉致があるんだよということをまず話していかないとだめだなと」
参加した約100人が、現状の打開に向けて秋田からも声を上げ続けることを誓いました。
※8月25日午後6時15分のABS news every.でお伝えします