ABS秋田放送

写真拡大

栃木県にある交差点の映像です。

通常の、道路が交わる交差点とは異なり、一方通行の円形の交差点に車が進入して進行方向を変えていきます。

信号機が不要で維持管理コストの削減が期待される、この「環状交差点」。

県内初導入に向けた社会実験が来月から男鹿市で始まることになりました。

来月から県内初の導入に向けた社会実験が行われる、環状交差点。

ヨーロッパが発祥で、「ラウンドアバウト」と呼ばれています。

日本国内では、2014年の法改正を受けて各地で導入が進んでいます。

道路同士が交わる通常の交差点とは異なり、合流と分岐を繰り返す円形で、車はその周りを時計回りに通行して、進行方向を変えます。

構造上、信号機は不要で、災害時に強く、コストの削減や景観維持の効果もあるといわれています。

県内初の導入候補地として選ばれたのが、男鹿市の広域農道通称・なまはげラインの起点となっている、仁井山交差点です。

導入の理由について、県は、道路状況や防災面など総合的に評価して判断したと説明しています。

県内で初めてとなる環状交差点導入の動きについて、専門家は、秋田のような場所でこそメリットがいかされると強調します。

秋田大学大学院理工学研究科・浜岡秀勝教授
「今、高齢者の事故で、よくあると言われているのが、交差点での右折時の事故だと思うんですね。(歩行者と対向車の確認を)同時に行わなければいけないというのは非常に負荷のかかる、かかるものになるんですけど、ラウンドアバウトにするとその負荷もだいぶ軽減されるんですね。

ラウンドアバウトは 円形の中央島っていう島があるおかげで、減速しなければいけない。そうすると速度が下がるということですから、仮に事故が起きたとしても重大事故になりづらい。

信号によるコントロールではなくて、単に環道を走ってる車が優先ですよっていうことを、道の方で、いわば走り方をお伝えする。そういう意味で非常に賢いやり方ではないかなと思ってます」

「交通安全の考え方として、ドライバーは必ずミスをするっていうことを前提に考えませんか?っていう考え方が、今ヨーロッパとかアメリカで進んでるんですね。これセーフシステムアプローチっていうんですけどね。そういう考え方に則って、仮に何かあったとしてもミスをバックアップできる形これがラウンドアバウトだと思うんですね 」

県内初の導入に向けた社会実験は、来月15日から11月にかけて行われ、県は、利用者に対しアンケートを行う予定です。

※8月25日午後6時15分のABS news every.でお伝えします