八田英二氏

 沖縄県名護市辺野古沖で船が転覆し同志社国際高(京都府京田辺市)の女子生徒らが死亡した事故を巡り、高校を運営する学校法人同志社(京都市)の八田英二理事長(77)が、事故の責任を取り理事長職を辞任する意向を示したことが25日、関係者への取材で分かった。高校の西田喜久夫校長も8月31日付で解任、2学期から新校長に交代する。

 関係者によると、八田氏は21日に開かれた臨時理事会で意向を示した。文部科学省から中立性を欠くと指摘された教育活動の検証や、再発防止策の策定を学校法人が進めており、遅くとも本年度中に理事長を退く見通しという。教育や学術分野を統括する総長職の辞意は示しておらず、とどまる可能性がある。

 松本洋平文部科学相は25日の閣議後会見で「これで問題への対応が終わるものではない。引き続き学校法人と高校が責任を持って対応することが重要だ」と述べた。

 学校法人は25日夜、ホームページ上で理事長の辞任意向と校長解任を発表し「説明責任を果たした上で辞任」と説明。引き続き関係者の処分を検討するとした。