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 米大リーグ・ロイヤルズのJ・J・ピコロGM兼球団副社長(55)がこのほど、スポニチの取材に応じた。阪神・佐藤輝がメジャーに移籍した場合、1年目から30本塁打を打つポテンシャルがあるという認識を示した。ブルージェイズ・岡本、ホワイトソックス・村上がルーキーイヤーで25本塁打を超えたことに触れ、「サトウもその2人と同じようなタイプだ。パワーは素晴らしいものがある」と語り、ホームランバッターとしての資質を高く評価した。

 ピコロGMは球団幹部ら4人態勢で、京セラドームで行われた20日までのヤクルト3連戦を密着で視察した。勝利に直結する2本の適時打と本塁打を目撃し、その勝負強さにも賛辞を贈った。

 「タイムリーを2本も放ち、それも大事なところでも打っている。非常にいい選手だ」

 今回の来日は、「日本には多くの候補がいる。サトウはその中の1人」と語り、特定の選手が目的ではないことを強調した。しかし、チームはア・リーグ中地区最下位に沈み、看板選手のボビー・ウィットに続く強打者の補強は急務。外野もできる佐藤輝は、補強ポイントに合致する。

 5月にはフィリーズ・マッティングリーGMが佐藤輝を視察。今季に入ってから少なくともメジャー2球団のGMが、虎の4番のプレーを追っている。米国野球事情に明るい球界関係者は「国際部長クラスなら毎年来日するが、GMがこれだけ来るのは聞いたことがない」と異例の状況だと説明した。

 佐藤輝は昨オフに、ポスティングシステムの利用について、球団と話し合いを重ねた。海外FA権獲得は最速で29年オフのため、球団の容認が必要なポスティングでなければ移籍はかなわないものの、米国側は今オフの実現を見据えて動き出している。相次ぐGMの訪問は、「サトテル」への関心の高さを物語っている。(倉世古 洋平)

 ▽メジャー球団の佐藤輝視察 フィリーズがプレストン・マッティングリーGMら5人態勢で5月15日の広島戦(甲子園)を視察。試合前練習からチェックする熱の入れようで、佐藤輝の一挙手一投足を目に焼き付けた同GMは「我々は彼に関心を持っているし、メジャーの全球団が注目することになるだろう」とコメントした。他球団ではドジャースが2人、ブルージェイズが4人態勢で甲子園を訪れたほか、パドレス、レッズ、メッツなども虎の主砲をマークしている。