海外不動産投資家の宮脇さき氏が、自身のYouTubeチャンネルで「【49%暴落】米住宅ローン会社が破綻寸前…アメリカの住宅ローンの実態と日本にも迫る危機を解説します」と題した動画を公開した。
2026年8月、米住宅ローン大手の株価が1日で過去最大の下落率を記録したと報じられ、リーマンショックの再来を心配する声も出ている。
宮脇氏は株価急落の真相と米住宅市場の実情、さらに日本に迫る金利上昇リスクについて、その背景や影響を独自解説している。

宮脇氏はまず、全米最大の住宅ローン会社UWMの株価が8月6日に一時49%下落した原因は住宅市場の崩壊ではなく、同社特有の判断ミスだと説明した。
同社は住宅ローン債権を管理する会社の買収にいったん合意したが、ライバル社に競り負けて6月に断念した。
しかし、買収成立を前提に組んだヘッジ(金利変動の損失に備える保険的な取引)が宙に浮き、市場の逆行で約6億ドルの評価損が生じた。
その結果、8月5日の決算で4億5190万ドルの純損失を計上し、配当停止と20億5000万ドルの資本注入に追い込まれた。
一方、米国全体の住宅ローン延滞率は2026年第1四半期で4.44%と、金融危機後の2010年(10.89%)の半分以下にとどまる。
ただし、低所得層や初めて住宅を買う人向けのFHAローンでは延滞率が11.9%と2001年以来の高さに達し、余裕のない層に負担が広がりつつあると分析した。

続いて宮脇氏は、米国より注意すべきは日本の金利上昇だと警鐘を鳴らした。
米国の住宅ローンは30年固定金利が主流で、金利が上がってもすでに借りている人の返済額は変わらない。
これに対し、日本の住宅ローンは9割近くが変動金利型であり、金利上昇が毎月の返済額に直結する。
日銀は2026年6月に政策金利を31年ぶりの水準となる1%へ引き上げており、多くの銀行が10月に変動金利を一斉に上げる見込みだ。
さらに、全期間固定型の「フラット35」の金利も7月時点で3.14%まで上昇した。
宮脇氏の試算では、7000万円を3.14%の35年元利均等返済で借りると、毎月の返済額は約27万4800円、利息だけで約4543万円に上る。
これは住宅ローンを抱える一般世帯に限らず、借入を使って不動産投資を行う富裕層にとっても、資金計画を見直すべき変化である。

米国の株価急落は1社の個別事情にすぎない一方、長年の低金利を背景に変動金利が選ばれてきた日本では、その前提が日銀の利上げによって崩れ始めている。
最後に宮脇氏は、「この数字の大きさを一度、自分の借入金額に置き換えて確認しておく価値は十分ある」と動画を締めくくった。

チャンネル情報

国内・海外不動産投資をする上で必ず知っておかないと損する裏技や極秘情報をお伝えします🏙 宮脇さき@海外不動産 個人投資家として資産運用しながら、富裕層、経営者、投資家への資産コンサルティングの他、海外移住アドバイザーとしても活動 登録者10万人超えのYoutubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」を運営