りくりゅう婚約で“商品価値”爆騰「稼ぎ」どれだけ増える? 経済専門家が試算する新スポンサー効果
「婚約しました」
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23日、ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケート・ペアで日本勢初の金メダルを獲得した「りくりゅうコンビ」の三浦璃来(24)と木原龍一(34)が婚約を発表。2人それぞれのSNSに連名で、「嬉しい時も、辛い時も、たくさんの時間を共に過ごし、支え合いながら歩んできました。いつしか、お互いにとってかけがえのない、なくてはならない存在となりました。こうしてようやく皆様にご報告できることを、心から嬉しく思います」などと報告した。
2019年のペア結成から約7年。りくりゅうは「競技パートナー」から「人生のパートナー」になる。金メダルを獲得した直後の会見では、お互いの関係性について「ご想像にお任せします」と意味深に語っていたこともあってか、ネット上では祝福の声とともに、「やっぱりな」「まだ結婚してなかったの?」などのコメントも散見された。
りくりゅうは4月に競技引退を発表し、プロスケーターに転向。日本とカナダを行き来しながら活動している。7月31日から8月2日までの3日間には、2人が初めてプロデュースしたアイスショー「THE DESTINY」を開催。計4公演はすべて完売し、延べ約1万8000人を動員する盛況ぶりだった。
7月25日に開設したYouTubeの「りくりゅうちゃんねる」も、早くも登録者数16.6万人、延べ視聴回数約236万回に到達している(数字は23日午後5時現在)。
そんな2人が婚約したことで、今後さらに広告業界での商品価値が跳ね上がりそうだ。
博報堂スポーツマーケティングによる「アスリートイメージ評価調査」では、26年3月度に三浦が2位、木原が3位。6月度も三浦6位、木原8位と、揃ってトップ10入りした。
2人をマネジメントするIMGによると、スポンサーはそれぞれ9社。木下グループ、エア・カナダ、山一ハガネ、KONAMI、Google、エアウィーヴ、マクドナルド、資生堂の8社が共通し、スケート靴では三浦がRISPORT、木原がEDEAと契約している。金メダル獲得後はGoogleのCM出演をはじめ、大手企業の広告への起用が相次いだ。5月にはエアウィーヴとのスポンサー契約も発表された。
数々の経済効果を算出する関大名誉教授の宮本勝浩氏は、「そもそも好感度が高かったところに、婚約を祝福する声が少なくない。2人のストーリーが“完成”されたことでさらに広告単価が上がり、スポンサーも増えるのではないか」と、こう続ける。
「長い年数をかけて、信頼関係を築き、婚約に至った。今後は、『アスリートコンビ』から『国民的カップル』に昇華する可能性はあります。年下の三浦さんが年上の木原さんをリードするような関係性も好意的に見る向きは多いのではないか。かつては『アイドルが結婚するとファンが離れる』と言われましたが、そういう構図とは違い、今の若い人たちは、好きな有名人の結婚に関して『よかった』と受け止める傾向があるようですから」
実際、Z世代創造性研究所が昨年、全国の18〜24歳を対象に実施した調査では、いわゆる「推し」に熱愛報道が出た場合、52%が「個人の幸せなので、祝福したい」と回答した。
お菓子、ジュエリー、金融、保険
前出の宮本氏は、今後はスポーツ関連以外の業界からのオファーが増える可能性を指摘する。
「すでに化粧品メーカーの資生堂と契約していますが、子供への人気を見込んでお菓子メーカーなども関心を示すのではないか。たとえば老若男女に人気を博するドジャースの大谷翔平選手は、化粧品のCMに出演したことで、コスメデコルテの新規購入者や売り上げが伸びました。『この人が宣伝するから安心、信頼できる』というイメージが定着していることが大きい。好感度が高いりくりゅうカップルも、大谷選手のような信頼度が高いアスリートであるのは確かです」
さる広告代理店関係者もこう言う。
「木原が三浦に指輪をプレゼントしたこともあり、ジュエリーを扱う企業であったり、ブライダル関連企業からも受けがよさそうです。あとは、信頼度が重要な金融、保険業界の動向も気になるところです」
婚約を機にスポンサーが増えれば、2人の副収入も膨らむことになる。
「2人のCM単価は3000万〜5000万円程度とみられています。婚約したからといって単価そのものが一気に倍になることはないでしょうが、これまで起用しにくかったジュエリーやブライダル、金融、保険など対象業種が広がり、CM本数が増える可能性はある。加えて、YouTubeやSNS関連の増収も期待できます。新たに2、3社のCMスポンサーを獲得すれば、1億円前後、契約条件次第では1.5億円程度の上積みもあり得る。仮に現在の契約規模を年間2億円前後とすれば、婚約を機に年間3億〜4億円台に達しても不思議ではありません」(前出の関係者)
この数字はあくまで本業であるスケート以外の収入だ。五輪金メダリストという実績に、「7年間支え合った2人が人生のパートナーになる」という新たな物語が加わった。婚約によってプロスケーターとしての活動の幅まで広がるなら、まさに前途洋々である。
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ところで「りくりゅう」の五輪金メダルの裏には、ペア結成当初からリンク内外を問わずに行われていた木原の献身があったという。いったい何が2人を頂点へと押し上げたのか。結婚したのも納得のその関係性とは。●関連記事 【もっと読む】りくりゅう、木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた では、それらについて詳しく報じている。
