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“福岡県議会のドン”とも呼ばれる蔵内勇夫議長が24日、議員辞職の意向を表明しました。

午前9時すぎ、福岡県議会から出された1枚の文書。

『8月25日に東京で開催される女性議員研究交流大会での全国都道府県議会議長会会長としての職責を全うしたうえで、福岡県議会議員の職を辞することとしましたので、お知らせいたします。福岡県議会議長 蔵内勇夫』

金銭授受疑惑の渦中にある蔵内議長が突然、議員を辞職する意向を表明しました。

しかし、辞職の理由については触れられていません。

2週間前、疑惑への批判が高まる中、自らの進退を問われた蔵内議長は。

■福岡県議会・蔵内勇夫 議長(8月10日)
Q.議員辞職は否定するということ?
「なんでしなきゃいけないんだろうか。」
Q.議長職としても任期までとどまる?
「うん。」

議長職や議員を辞めることについて、一貫して否定していました。

しかし、8月19日。

■蔵内議長
「しかるべき時期に自ら判断し、(議長職を)辞職したいと考えています。」

9月議会で政治倫理条例の制定にメドがついた後、議長職を辞任することを表明。一方で、議員辞職については改めて否定しました。

■蔵内議長
Q.議員辞職は?
「考えておりません。今から第三者調査委員会があるので、県議会議員としてしっかり協力し応えなければと思っています。」

しかし、そのわずか5日後の24日、一転して議員辞職を表明した“県議会のドン”。

この一報に、服部知事は。

■服部知事
「重く大きなご決断をされたと思います。と同時に、これで幕引きではないとも感じました。」
Q.蔵内議長から連絡があった?
「ございません。」

■街の人
「結局、いろいろなことから逃げている。辞めればいいと思っているかもしれないが、しっかり明らかにしてほしいと思います。」
「もう少し早いタイミングで辞職してもよかったのでは。金銭問題が出た時に。政治が信じられないですね。」
「(調査結果が)はっきりした時に正式な理由で辞職表明の方が、県民としても信頼できると思います。」

金銭授受疑惑を告白し、蔵内氏への議長職辞職勧告決議案を提出した吉松源昭議員が24日午後、取材に応じました。

■吉松源昭 県議
「議員を辞職したとしても、高額な海外視察問題、県の部課長会によるパーティー券の購入問題、金銭授受問題、ワンヘルス事業など、様々な疑惑の説明責任がなくなるわけではありません。全容解明に向けて、第三者委員会の調査にも、辞めたとしてもしっかりと協力してもらわなければならないと考えています。」

蔵内議長は25日、東京で開かれる女性議員の交流会に出席する予定で、今回の辞職の理由について自らの言葉で説明するのか注目されます。

蔵内勇夫議長の「議員辞職」表明までの流れを振り返ります。

8月10日、金銭授受疑惑を受けて自身の進退を問われた際には「なんで(議員辞職を)しなきゃいけないんだろうか」と辞職を否定しました。

さらに、議長職の辞職勧告決議案が提出されたことについては「議長職を辞めなきゃならないとマスコミが一方的に報道している」と話し、議長職を続投する考えを示していました。

17日には、議長職の辞職勧告決議案の採決が動議で中止になりました。

そして、19日のことでした。

「県政に混乱をきたした」として、9月議会で政治倫理条例の制定にメドがついた後、議長職を辞任することをカメラの前で初めて明言しました。

その一方で、議員辞職については否定していましたが、24日、議長職だけではなく議員辞職を表明しました。