芸能界引退から3年半、Sexy Zone元メンバーが“天使”から大人になったビジュアルが話題。学問の道を選び、いま放つ“高貴な美しさ”とは
アイドルから学問の道に入ったマリウスは、内面の探求に努めている。そうした中でかつて「天使」と形容された神々しいビジュアル(外面)もまた、より美しい「大人」の姿へと変化を遂げている。
美しい内面と洗練された見た目。2026年のマリウス葉は一際輝いて見える。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。
2026年夏秋公開作で注目すべきなのは、なんといってもドイツ映画だ。2024年に日本でも公開されたアメリカ・イギリス・ポーランド合作映画『関心領域』(秀逸な邦題!)のヒットもあり、ドイツ人の物語への関心は高まっている。8月から9月にかけて注目は2作ある。
第二次世界大戦終結間近のドイツで疎開先のアムルム島にやってきた少年の物語『白パンと独裁者』(8月7日公開)と、ベルリンの壁崩壊後の旧東ドイツで起きた紙幣盗難事件を題材に、『関心領域』にも出演したザンドラ・ヒュラー主演映画『ハルバーシュタットの埋蔵金』(9月4日公開)だ。
前者は第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門で上映され、今年7月16日には日本公開に先行してジャパンプレミアも行われた。このプレミアに登場したゲストも話題になった。作品コメントも寄せているマリウス葉だ。
◆ドイツ最古の大学がある古都生まれ
2022年をもって芸能界を引退したマリウスだが、前述のジャパンプレミアに先んじて5月からはJ-WAVEのラジオ番組『START LINE』で約1か月半のナビゲーターを担当した。
そうした中で、『白パンと独裁者』を配給したビターズ・エンドがジャパンプレミアにマリウスを招聘(しょうへい)した、この流れ!
ドイツ人の父をもつマリウスの国際感覚と聡明な探求心が、ヨーロッパ映画を売るプロモーションと見事に噛み合っている。そんなマリウスは2018年に上智大学国際教養学部に入学し、2021年にはスペインの大学に編入している。彼は学問の道に確かな価値を見いだしたのだ。
それはもしかすると生まれた場所とも関係しているかもしれない。2000年、マリウス葉はドイツの古都ハイデルベルクに生まれた。ハイデルベルクには、ドイツ最古の大学であるハイデルベルク大学(ルプレヒト・カール大学)がある。
◆「天使」が「大人になった」ビジュアル変化
大学の歴史は中世に始まる。もともとは教会や修道院の研究機関だった。11世紀末頃に北イタリアに創立されたボローニャ大学が中世最古の大学とされ、12世紀にはノートルダム大聖堂付属神学校から昇格したパリ大学、同大学を模範としたオクスフォード大学など、現在も世界の名門とされる大学が創立されている。
マリウスの生まれ故郷にあるハイデルベルク大学も14世紀に創立され、時代は中世からルネサンスへと動いていた。マリウスもまたアイドルとしての自分の歴史を大きく動かし、人生をより深く探求するために学問の道を選んだのだと思う。上智大学では、政治、経済、哲学、人類学を学んだ。
こうした内面の変化(強化)は見た目にもはっきり反映されている。『START LINE』のInstagram上にマリウスの近影がアップされると、コメント欄には「大人になった」といった声があがった。
アイドル時代のマリウスは神話世界に登場するような美しい天使感を放っていたが、現在の彼は洗練されたマチュアな魅力を醸している。単なる色気とも違う、高貴なメンタリティが裏打ちするビジュアルの変化が美しい。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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