【女子やり投げ】北口榛花 DL1年2カ月ぶり制覇 投法変更で今季自己最高64メートル90
◇陸上 ダイヤモンドリーグ(DL)第12戦(2026年8月21日 スイス・ローザンヌ)
女子やり投げで24年パリ五輪金メダルの北口榛花(28=JAL)が今季自己最高の64メートル90で今季初のDL優勝を飾った。2投目にトップに立ち、安定して60メートル超えをマークした。DL制覇は昨年6月以来1年2カ月ぶりで通算11勝目。年間上位選手で争う9月のファイナル(ブリュッセル)の進出も決定した。9月11日開幕の世界アルティメット選手権(ブダペスト)、同19日開幕の愛知・名古屋アジア大会にも弾みをつけた。
北口の2投目は65メートル付近まで到達した。そのまま頂点を譲らず、今季DL4戦目で頂点に立った。英語でインタビューに応じ「コーチの変更はじめ、さまざまな変化があり非常に挑戦的な一年になっているので今日のパフォーマンスはうれしい」と振り返った。
ファウルの5投目を除いた5投全て60メートル超え。64メートル90は今季世界4位の好記録だ。それでも「もう少し遠くへ投げたい気持ちもあった」と理想は高い。「次は(ファイナルの)ブリュッセルで会いましょう」と話した。
2月から男子世界記録保持者のレジェンド、ヤン・ゼレズニー氏(60)の指導を受ける。やりを一度腰の下に落としてから腕を回す以前の助走を、やりを目線の位置で持ち続ける形に変えた。当初は投法変更に怖さが伴ったが、やっとマッチしてきた。
ファイナルの行われるブリュッセルは23年に67メートル38の日本記録を出した場所。「夢は70メートル超え。その夢に向かってしっかり努力しないと」。アジア大会も控えるシーズン終盤へ、陸上界の主役が勢いづいてきた。

