絵画にした被爆経験が並ぶ「原爆と人間展」=22日、新都市プラザ

 核兵器の恐ろしさやむごさを知り、核なき世界の実現を目指そうと、「原爆と人間展」が横浜駅東口の「新都市プラザ」で開かれている。被爆者が記憶を元に描いた絵画約50点が並び、被爆体験の講演も企画。主催者は「戦争の愚かさや平和の尊さを知ってほしい」と呼びかける。23日まで。

 同運営委員会が主催。会場には、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の構成団体「県原爆被災者の会」の被爆者が被爆経験を表現した絵画が集まる。

 長崎に原爆投下後、防空壕(ごう)に逃げ込んだ女性が手がけた一枚には、亡くなった赤子を抱く母親の様子が描かれている。「今も、あのお母さんのうつろな目を忘れることができない」と説明が記されていた。

 会場では広島市で営まれている平和記念式典に今年、神奈川県の被爆者代表として参列した藤原功紹さん(82)=逗子市=が来場者に絵画を解説していた。「被爆者が年々減り、世界では戦火が絶えぬ中、若い人たちにも平和の重要性を知ってもらわなければならない」と力を込める。

 22日には県原爆被災者の会の丸山進会長(86)=相模原市南区=が広島で被爆した経験を語った。