ABS秋田放送

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私たちの暮らしにすっかり定着している、QRコードに関する話題です。

先日、“QRコードの生みの親”が、開発の経緯や、今後の展望について語る講演会が秋田市内で開かれました。

QRコードは、誕生から30年余りで、その生みの親は、まもなく70歳です。

ひらめきを生み出す秘訣や、QRコードがこの先、どのような進化を遂げるのか、話を聞きました。

今のテレビ番組よりも控えめな、字幕で始まる、秋田放送の平成レトロな情報番組。

「最近みかける中身がぐにゃぐにゃの四角いマークって何ですか」

「疑問ナットクんだすかホイ!」という、味わい深いタイトルのコーナーは、約20年前、QRコードを、“まだ見慣れないもの”として、紹介していました。

2026年。

見ない日がないと言えるくらいに普及している、QRコード。

藤田裕太郎アナウンサー
「スマホをかざして読み取って…と。お、皆さんこんにちは。頼まれた仕事へのQR クイックレスポンスには定評があります、藤田裕太郎です。モジャモジャのこの模様、様々な申請手続きや買い物での利用など、今や生活に欠かせない存在となったQRコードです。実はこれ、日本発祥の技術なんです。この生みの親が、秋田にやってきます。お、これが参加申し込みのQRコードですね!では、早速…」

QR藤田は、速やかに秋田市内の会場へ。

120人が参加した講演会は、今月10日に行われました。

原昌宏さん
「実際は2年ですね。2年で開発しました。その当時って企業の事業部の開発って2年くらいで成果が出ないとすぐ止めろって言われてるものですから、自ら2年でやらせてくださいって(期限)切ってやって、2年で開発しました」

1992年、開発スタート。

1994年、QRコード誕生。

その生みの親が、原昌宏さん、69歳です。

税理士と公認会計士の全国ネットワークとして、企業の発展と地域経済の活性化を支援している組織 TKCが主催したもので、今回は特別に、一般の参加者も広く募りました。

原昌宏さん
「QRコードって囲碁がヒントになってるものですから、囲碁を広めるために日本棋院から囲碁大使をやってくれと。色々と囲碁を普及するため色々やってます」「囲碁皆さんこの中でやられる方いますかね?あんまりいらっしゃらないですかね…ちょっと寂しいですけどね」

QRコードは、原さんの趣味である囲碁が、ヒントになっています。

慣れ親しんだ自身の趣味が画期的な開発につながり、QRコードは、日本中に慣れ親しまれる存在となりました。

藤田アナ
「つくっててよかったなと思った瞬間や嬉しかった瞬間、こんな光景を見てよかったなと思った瞬間のエピソードがあれば教えていただきたいです」
原さん
「我々ってある程度産業用途で使われることを想定してたんですけど、一般の市民の方が街中で使われることはそんなに想定してなかったんですね」「2002年に携帯電話でQRコード読めるようになったときに、原宿で女子高校生たちが雑誌とかでQRコード読ませてインターネットアクセスするところ見たときに感動して。これはもっとすごい世界が生まれるんじゃないかという気がしましたね」

膨大な量の情報を蓄積できるQRコードを生み出した原さんは、ひらめきを生むためのコツをわずか5文字、最小限の情報量でまとめました。

原昌宏さん
「やっぱりね『リラックス』すると出てくるんで。緊張状態で(アイディア)出てこないんで。そういう意味では言っていいかわからないですけど、会社でいいアイディア出たことないですね。電車乗るのが好きなんですけど、電車の窓見てると、色々こうしようとか出てきますね」

藤田アナ
「原さんにとってQRコードってどんな存在ですか?」
原さん
「子どもみたいで、最初普及の頃は子どもの成長みたいで、今は完全に“独り歩き”しちゃって大人になったんだなと。親離れした感じしてますけども」

生みの親として、今後は、QRコードに“きょうだい”をつくるのが、新たな夢です。

原昌宏さん
「今QRコードって、セルが白か黒かですけど、そこをカラーにしたりとか。それでもっと情報を入るようにしていくとか。それで“きょうだい”って言いましたけどね。まだまだ多くの情報を入れることによって、いろんなことできると思うんで、そこにチャレンジしていきたいと思いますね」

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原さんは、新たなアイディアを生むために、好奇心を忘れないことや、解決すべき課題を正確に見極めること、そして、独創的な発想や能力を持つ、“オンリーワン”の人材を組織の中で大切にすることが大事だとも話していました。

※8月20日午後6時15分のABS news every.でお伝えします