[8.19 天皇杯1回戦 専修大 2-1 筑波大 レモンS]

 天皇杯は19日に各地で1回戦を行った。専修大(神奈川県)と筑波大(アマチュアシード)の対戦は、専大が2-1で勝利。前半20分に先制を許したが、後半40分にFW塚越幹太が、43分にFW那須奏輔が連続ゴールを決め、逆転に成功した。26日の2回戦では柏レイソルと対戦する。

 関東大学2部の専大は、神奈川県予選準決勝でY.S.C.C.横浜(JFL)、決勝でSC相模原(J3)を破り、27年ぶり3度目の天皇杯出場を決めた。一方、関東大学1部でインカレ王者でもある筑波大は、アマチュアシードで5年連続36度目の天皇杯出場。FC町田ゼルビアを破るジャイアントキリングを見せた2年前に続く躍進を目指す。

 専大は3-4-2-1の布陣を敷く。GKは上林真斗(4年/熊本内定)、3バックは左からDF溝口敢大、DF鈴木嘉人、DF岡田海人。2ボランチはMF岡本大和とMF関谷輝。ウイングバックは左がMF志村ぼん、右がDF佐藤柚太(千葉内定)。2シャドーがFW道白優斗とMF橋本燦で、1トップにFW山下基成が入った。

 筑波大は3-5-2の布陣。GKは湯浅雅紀、3バックは左からDF佐々木将英、DF小川遼也(岡山内定)、DF布施克真。ウイングバックは左がDF池田春汰(富山内定)、右がDF安食優斗。アンカーはMF徳永涼、インサイドハーフは左がMF大谷湊斗とMF清水大翔。2トップはFW山下景司とFW小林俊瑛(宮崎内定)がコンビを組んだ。

 序盤から筑波大が主導権を握ると、前半20分に先制に成功。大谷がPA左で1対1を仕掛け、突破から左足でクロスを上げる。ファーサイドに詰めた安食がヘディングシュートで叩き込んだ。

 追いかける専大だが、前半21分にアクシデント。キャプテンの志村が脳震とうの疑いで途中交代となり、MF溝口晃史が出場した。岡本が左WBに移動し、溝口晃が2ボランチに組み込まれた。

 筑波大の時間が続く。前半33分、池田が大谷のフリックに合わせてPA内に進入。左足を振り抜くが、ボールはわずかにゴール右外に逸れた。36分には池田が中盤から左足でアーリークロス。山下景が頭で合わせるが、惜しくも枠外に外れた。

 なかなかシュートを打てない専大は、前半37分に相手のクリアし損なったボールを関谷が右足ダイレクト。だが、ボールはゴール枠内を捉えず。42分には道白が単騎突破を図り、PA内の山下基にボールが収まるが、フィニッシュまでは持ち込めなかった。

 前半はそのまま筑波大のリードで折り返す。ハーフタイムに両チーム交代はなかった。

 後半序盤、専大は道白が起点となって攻勢を強める一方、筑波大は大谷が個人技でチャンスを作る。両チームともに湿度の高いピッチ上で疲労も見え、交代カードを使いながら残り時間を戦っていった。

 専大は後半36分に決定機。途中出場の那須がPA左手前から左ミドルを放つが、GK湯浅の好セーブに遭う。さらにこぼれ球に佐藤が詰めるが、これも佐藤に阻まれた。

 そして後半40分、専大が試合を振り出しに戻す。筑波大のパスを那須が収めてショートカウンター。右サイドに出たパスを溝口晃が再び折り返すと、途中出場の塚越が右足シュートを放つ。ゴール左隅に決め切り、1-1と同点に追いついた。

 一気に勢いに乗る専大は後半43分に逆転。佐藤が中盤でボールを奪って縦にパスを出す。ボールを収めた那須が左足を一閃し、ゴールに叩き込んだ。2-1と終盤に試合をひっくり返した。

 試合はそのまま終了し、専大が2-1で勝利。27年ぶりの舞台で初戦突破を決めた。

(取材・文 石川祐介)