伝統の和菓子にクラフトジンやフルーツを 奥沢『Cafe Irodori』の涼を感じる創作和菓子
全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・奥沢の和菓子店『Cafe Irodori』です。
訪れる季節の情景を描く創作和菓子
清々しい水羊羹を口に運ぶと、「あ、大人の味」と思わずつぶやいた。しゅるりと舌をすべる涼菓は、ジンを象徴するジュニパーベリーの香りをまとっている。
ドライジンの水羊羹550円、和紅茶660円

『Cafe Irodori』(手前)ドライジンの水羊羹 550円 (奥)和紅茶 660円 ジンの風味が羊羹の甘さを引き締める。使用するクラフトジンはその時々で変わるため、香りも変化していく。合わせた和紅茶の品種はゆめわかば。華やかな香りとやさしい味わい
季節のあんみつ 880円

『Cafe Irodori』季節のあんみつ 880円 あんみつの求肥はバニラビーンズ入り。国産グレープフルーツみつをかけてさっぱりと
和菓子作家の店主・まきのあやさんは、あるときバーで出合ったクラフトジンから、これをひらめいたという。伝統の型を尊重しながら、フルーツや洋酒といった自分らしい視点を加えて、彼女は和菓子を考える。
例えばカカオの華やかな香りとほろ苦さを閉じ込めた「カカオニブの寒天」は、寒天を切らずにすくうことで、ふるふるの食感をいっそう際立たせる。紫陽花をモチーフにしたねりきり「色づく」は、走りから旬へ、季節の歩みとともに表情を変えて登場する。
「日本の四季折々の美しさを、菓子という形に表現できたら」。
そんなまきのさんの想いが詰まった創作和菓子は、暑い午後、一陣の涼を届けてくれる。

『Cafe Irodori』店主 まきのあやさん
店主:まきのあやさん「お茶だけでなく和菓子に合わせた日本酒もありますよ」

『Cafe Irodori』木のぬくもりを生かした明るい雰囲気
奥沢『Cafe Irodori』
[店名]『Cafe Irodori』
[住所]東京都世田谷区奥沢4-15-13ジュネス奥沢1階
[電話]非公開
[営業時間]金・土・日:12時〜19時(18時半LO)※不定期営業あり、公式SNS要確認
[休日]月・火・水・木(営業日は金〜日のみ)
[交通]東急目黒線奥沢駅から徒歩約5分
撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
※画像ギャラリーでは、紫陽花がモチーフのねりきりの画像をご覧いただけます。
※月刊情報誌『おとなの週末』2026年8月号発売時点の情報です。

