山形放送

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減少を続ける山形県内のサケの回帰数が、今シーズンはさらに悪化し、過去最低だった去年の4分の1程度まで減少する可能性があることが分かりました。

【ON】山形県水産技術振興センター・本登渉副所長
「(放流した稚魚の)割合が3、4、5年魚と同じだとすれば、3年魚が下がっているという事は資源量そのものが落ちている。前年比25%ぐらいまでの割合に下がるだろうという新しい予測です。」

これは、10日に開かれた「山形県さけ資源検討委員会」で報告されたものです。
去年、山形県内の河川と沿岸を合わせたサケの捕獲数は1万3057匹と過去最低を大幅に更新し、前の年の4分の1にまで減少しました。
山形県水産技術振興センターの予測では、今シーズンは1万1000匹とさらに1割以上減少する見通しです。
また、捕獲したサケの年齢を分析すると、生まれて3年の若いサケの数が近年減少を続けており、この影響を考慮した場合、去年のさらに4分の1の3000匹台にまで落ち込む可能性があるという事です。
これを受けて、サケの卵の確保のため11月半ばから12月に川にのぼって来る「後期群」と呼ばれるサケが帰ってくる時期に、海での休漁期間を設ける案や、サケの回帰率向上のため稚魚をより大きく育てる種苗大型化案などの検討が行われています。
山形県では、今シーズンのサケの回帰が始まる10月までには対策をまとめたい考えです。
また、ふ化事業者と県漁協、市場関係者などが集まってサケ資源について意見交換する場の立ち上げも検討していくという事です。