お盆の“高速料金”は「休日割引」は適用外でも「深夜割引」は対象になる!? 東京から大阪に帰省する場合「約1万円」から、いくら節約できる? 今後の「制度見直し」の影響も確認
お盆に東京から大阪へ深夜出発すると高速料金はいくら安くなる?
現在の深夜割引は、ETCを利用し、対象道路を深夜時間帯(現行制度では午前0時~午前4時)に走行すると、通行料金が約30%割引されます。
例えば、東京インターチェンジから吹田インターチェンジまで走行し、通常料金を約1万円とした場合、深夜割引が適用されると約7000円です。往復利用であれば、単純計算で6000円程度節約できます。
6000円あれば、高速道路のサービスエリアでの食事代やガソリン代の一部などが賄えます。複数人で移動する場合には、高速料金を抑えられるメリットは決して小さくありません。
ただし、実際の通行料金は、利用するインターチェンジや車種、経路によって異なるため、事前に料金検索サービスなどで確認すると安心です。
深夜割引を利用するための条件
深夜割引を利用する際は、適用条件を事前に確認しておきましょう。
現在の制度で深夜割引を受けるためには、ETC車載器を搭載し、ETC無線通信で料金所を通過する必要があります。また、対象道路を午前0時から午前4時までの間に走行した場合にのみ、通行料金が約30%割引されます。
なお、お盆期間でも深夜割引が適用されないわけではありません。休日割引は、繁忙期に適用除外となる日がありますが、深夜割引は条件を満たせば利用できます。
制度見直しで何が変わる予定なのか
高速道路の深夜割引は、2026年7月時点において制度の見直し(具体的な時期は未定)が予定されています。
見直し後は、割引対象時間帯が現在の「午前0時~午前4時」から「午後10時~翌午前5時」へ拡大される予定です。一方で、現在のように「走行全体」が割引対象となるのではなく、割引時間帯に走行した区間のみが割引対象となります。
さらに、割引は料金所で直接値引きされる方式ではなく、後日還元方式へ変更される予定です。
ガソリン代・渋滞・時間を含めた総コストで考えることが大切
高速料金だけを見ると深夜割引は魅力的ですが、帰省にかかる費用はそれだけではありません。ガソリン代や移動時間、安全面まで含めて総合的に判断することが重要です。
東京~大阪間は約500キロメートルあります。一般的なガソリン車(燃費15キロメートル/リットル、ガソリン価格170円/リットルと仮定)の場合、ガソリン代はおよそ5600円です。
また、深夜に出発することで日中の交通量を避けられれば、渋滞によるアイドリングや低速走行が減り、燃費が改善する可能性もあるでしょう。
ただし、お盆期間は帰省が集中するため、深夜帯でも渋滞が発生することは珍しくないため、「深夜なら必ず渋滞しない」とは言い切れません。出発前には、NEXCOが公表する渋滞予測や当日の交通情報を確認することが大切です。
なお、深夜運転では、睡眠不足による集中力の低下が無視できません。高速道路では長時間運転になりやすいため、適度に休憩し、眠気を感じたら無理をせずサービスエリアやパーキングエリアで仮眠を取るようにしてください。
高速料金だけでなく総合的に判断して帰省プランを立てよう
深夜割引を利用すると、東京~大阪間では高速料金が約3割安くなり、片道で約3000円、往復では6000円程度節約できる可能性があります。家族で帰省するような場合には、節約のメリットは大きいといえるでしょう。
しかし、お盆期間は深夜でも交通量が多く渋滞が発生したり、長距離の夜間運転では疲労や眠気による事故リスクが高まったりします。交通費だけではなく、ガソリン代や移動時間、安全性まで含めた「総コスト」で考えることが大切です。
帰省の目的は、家族と安全に再会し、楽しい時間を過ごすことでしょう。深夜割引は交通費を抑える有効な制度ですが、無理に利用するのではなく、当日の交通状況や体調を踏まえて最適な出発時間を選んでください。
出典
中日本高速道路株式会社 深夜割引
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

